※画像はイメージです/PIXTA

新型コロナのオミクロン株流行で、感染者数が急増しているニュージーランドですが、政府の慎重な対策のもと入国規制が緩和され、明るい兆しも見えてきました。不動産市場は活況ですが、市場予測の独特な言い回しに振り回され、買い時を逃す人も増えています。不動産エージェントとして活躍する筆者が、現地でしか掴めない不動産事情をレポートします。※本記事は、2022年3月7日現在の情報に基づいて執筆されています。

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      不動産「セールスコンサルタント」の仕事って?

      さて、ニュージーランドの不動産の売買状況はどうでしょうか。筆者の体感的には減少を感じませんでしたが、統計上は売買成立数は先月比で10%減、去年比では30%以上減少という数字となって表れています。

       

      本来、我々セールスコンサルタントは「いかに売り物件を探し、いかに手持ちの物件の数を増やすか」にかかっており、そのために日々の営業に尽力しています。

       

      しかし、筆者個人の仕事としてはまず、日本の投資家の方への営業が欠かせません。現地の仕事においても、ニュージーランド在住の日本人の方をはじめとした、アジア系、海外からの移住者の方々の「家を探す=買い手の方々のサポートをする」といった業務が多かったため、セールスコンサルタント本来の「売り物件の数を増やす」という仕事はあまり行っていないのが実情です。

       

      まれに、3ヵ月間お世話してもどうしても売れない家があります。家に問題がある場合もありますが、家主様の売値の希望価格と実際の売値にギャップがあり、「この金額で売れないのなら、また賃貸に戻す」という方も時々いらっしゃいます。

       

      そうなると、セールスコンサルタント側への収入がなくなるため、それまでの数ヵ月の仕事がタダ働きとなり、それどころか、ガソリン代、印刷代、その他諸々負担で、むしろマイナスになってしまうのです。

       

      そのようなこともあり、資金のある投資家や、買い手側のサポート、つまりバイヤーズエージェントほうが、確実に収入が期待できるのです。買い手の方が気に入る物件さえ見つければ収入となるのですから。もちろん、見つからなければ無給ですが…。

       

      そのため、「売買数が減った」「価格がついてこない」といったデータはあまり気にしません。とにかく、いい家を見つけてご案内すれば売買は成立します。家のセールスポイントをうまく案内し、見た目も清潔感を保ち、家の品質を保てば、自然と契約につながるもの。そう信じて、この業界で約25年間仕事を続けています。

       

       

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