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不動産「セールスコンサルタント」の仕事って?
さて、ニュージーランドの不動産の売買状況はどうでしょうか。筆者の体感的には減少を感じませんでしたが、統計上は売買成立数は先月比で10%減、去年比では30%以上減少という数字となって表れています。
本来、我々セールスコンサルタントは「いかに売り物件を探し、いかに手持ちの物件の数を増やすか」にかかっており、そのために日々の営業に尽力しています。
しかし、筆者個人の仕事としてはまず、日本の投資家の方への営業が欠かせません。現地の仕事においても、ニュージーランド在住の日本人の方をはじめとした、アジア系、海外からの移住者の方々の「家を探す=買い手の方々のサポートをする」といった業務が多かったため、セールスコンサルタント本来の「売り物件の数を増やす」という仕事はあまり行っていないのが実情です。
まれに、3ヵ月間お世話してもどうしても売れない家があります。家に問題がある場合もありますが、家主様の売値の希望価格と実際の売値にギャップがあり、「この金額で売れないのなら、また賃貸に戻す」という方も時々いらっしゃいます。
そうなると、セールスコンサルタント側への収入がなくなるため、それまでの数ヵ月の仕事がタダ働きとなり、それどころか、ガソリン代、印刷代、その他諸々負担で、むしろマイナスになってしまうのです。
そのようなこともあり、資金のある投資家や、買い手側のサポート、つまりバイヤーズエージェントほうが、確実に収入が期待できるのです。買い手の方が気に入る物件さえ見つければ収入となるのですから。もちろん、見つからなければ無給ですが…。
そのため、「売買数が減った」「価格がついてこない」といったデータはあまり気にしません。とにかく、いい家を見つけてご案内すれば売買は成立します。家のセールスポイントをうまく案内し、見た目も清潔感を保ち、家の品質を保てば、自然と契約につながるもの。そう信じて、この業界で約25年間仕事を続けています。
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