「ケアレスミスが直らない子」の「決定的特徴」と「改善策」【塾講師が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

「いくら注意しても、子どものケアレスミスが直らない」と悩む方もいるでしょう。大学受験となれば、わずか1点の差が合否の分かれ目になるケースも珍しくありません。ケアレスミスを改善するには、どうすればよいのでしょうか? 個別指導で生徒の8割を東大・京大医学部に合格させた乾俊和氏が、今日から実践できるテクニックを紹介します。

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ケアレスミスを改善するカギは「原因の分析」

ケアレスミスが多い子どもは、何が原因でケアレスミスが起こっているのかを分析し、自覚する必要があります。そのために返却された定期試験や模擬試験の答案を、時間をかけて分析してください。

 

「なぜ間違ったのか」を意識化することで改善していきましょう。その際には、絶対に親は感情的になってはいけません。感情的な言葉を投げかけてしまうと、子どもは貝になるしかありません。間違いや失敗は成長の糧です。ケアレスミスが多い時ほど、冷静に分析していきましょう。ケアレスミスを起こす子どもの傾向としては次の8つがあります。

 

■「ケアレスミスを起こす子ども」、8つの傾向と対策

①たかがケアレスミスと軽く考えている

⇒ケアレスミスが改善しない最大の理由が、「ケアレスミスは大したことない」「分かっているから次は大丈夫」という思い込みです。こうした場合は、返却された答案を分析してください。失点のうち、どれくらいのケアレスミスをしているかを実感することがケアレスミスをなくす第一歩です。

 

②体調不良が原因

⇒体調不良等が原因で集中できなかった場合は、体調不良になった原因を探りましょう。風邪や骨折等の一時的なものであれば回復を待つしかありませんが、睡眠不足などが原因であれば要注意です。慢性化してしまう恐れがあります。試験に向けたスケジューリングを見直して、十分な睡眠時間を確保してください。

 

③知ったかぶりによる慣れ

⇒得意な問題や普段できている問題では慣れている結果、見落とし、見間違いなどが起こりがちです。慣れている問題だからこそ頭の中ではなく、手を使って解くようにしましょう。試験後の問題を見てください。問題が美しい状態(=何も書かれていない)であれば要注意です。解答の根拠、思考プロセスを可視化しましょう。

 

④時間的余裕がない

⇒時間内に解く問題量が多くて追いつかないため、次へ次へと焦ることで生じるケアレスミスです。この場合は短期ではなく、長期スパンで解決を図ることをお勧めします。時間を計った演習が効果的です。キッチンタイマーを用いて、アウトプットの質と量を充実させていきましょう。

 

⑤早とちり

⇒問題文をしっかり読まなかったり、条件を見落としたりすることが多い場合は、問題文の条件や指示に必ずチェックを入れるようにしましょう。内容が一致しないものを選ぶ場合に、一致するものを選んでしまうミスは、手を使って問題文を読む癖をつければ改善します。特に問題文の文末には重要な条件が書かれていることが多いです。

 

⑥理解不足や記憶違い

⇒参考書などを使って、基本まで戻って復習をしましょう。正しく理解できていない部分や理解抜きの丸暗記になっている部分は、時間をかけて確認してください。理解が難しい場合は、先生に質問しましょう。先延ばしはさらなるケアレスミスを誘発します。「分からないからもういい」という投げやりな姿勢は決して持ってはいけません。

 

⑦問題文の指示文の読み間違い

⇒下線部や丸で囲むなどの工夫を平素から実践してください。「分かっているから」「次は大丈夫だ」は、改善する気のない人のセリフです。

 

⑧計算間違い

⇒計算ミスには、「単なる計算ミス」と「計算の原則の理解不足によるミス」があります。前者であれば、計算過程を文字に起こすことが改善策です。後者の場合は、学校の先生かプロに相談してください。子ども自体が意識できていないので、客観的なアドバイスや指導が解決策です。

 

本当のケアレスミス、完全なケアレスミスで失った得点を計算してください。得点化することでケアレスミスがなければ、どれくらいの点数があったかが分かります。全教科で計算すると、かなりの点数に驚くことでしょう。1点を争うのが大学受験です。1点を笑うものが1点に泣くのです。かつて私の教え子に、東大を0.1点(四捨五入)で落ちた生徒がいます。英語の英作文でsittingのところをsitingと書いたことを後悔していました。1年後に合格したとはいえ、私自身も確認の大切さをもっと直前に伝えておけばと思ったものです。

ケアレスミスが多い子は「普段の行動」からも判別可能

個人的な経験ですが、普段の行動を見ていればケアレスミスが多いタイプかそうでないかはある程度見分けることができます。条件に該当していれば、その行動を改善することがケアレスミスをなくす最短の道かもしれません。

 

●相手の目を見て話さない…アドバイスをしっかりと聞こうとしていない

 

●相手の話にかぶせる…相手の話を聞いていない。相手が話す時間は自分が考える時間だと思っている

 

●字を丁寧に書かない…自分でも読めない字を書いている。自分で読めない字は採点者も読めない

 

●指示されたことを後回しにする…指示をすぐに実行する人はケアレスミスは少ない。後回しにする人は結果的に指示を忘れてしまう

 

●時間に追われ普段から余裕がない…多くのことを抱えすぎていることが原因で焦っている時ほど、ケアレスミスは発生しやすい

 

●確認する癖がない・メモを取らない…聞いた話を全て頭で覚えようとしている。結果、記憶があいまいになったり、忘れたりすることでケアレスミスが生じる

 

●思い込みが強く自信過剰である…思い込みが激しいので自分でも勘違いに気づかない。自信過剰で自分は間違うはずがないと考えているので間違いに気づかない

 

 

乾 俊和

株式会社ドゥクエスト 代表取締役社長

 

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株式会社ドゥクエスト 代表取締役社長

1965年、大阪生まれ。慶應義塾大学法学部卒。株式会社大塚商会を経て、株式会社アップ教育企画の研伸館予備校に勤務し、10年間連続で生徒の授業満足度アンケート1位の記録を残す。2002年に独立。累計2万人以上の生徒を指導し、30年をかけて指導法を確立させる。中高一貫6年間指導のノウハウと、生徒第一主義の指導方針で、親からの厚い信頼を集めている。

著者紹介

連載具体的すぎる難関大学現役合格メソッド

※本連載は、乾俊和氏の著書『具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

乾 俊和

幻冬舎メディアコンサルティング

勉強への意欲がアップする! 定期テストや模試の成績も上がる! 東大合格も夢じゃない! 塾講師として中高一貫校に通う子どもたちを約30年間サポートし、学校の最下位グループから東大理IIIや京大医学部に進学させた実績…

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