米国債よりも、米国ハイ・イールド債券をすすめるワケ
[図表5]は、おなじみのリスク=リターン平面を取ったものです。【青色のライン】で「米国大型成長株式と米国ハイ・イールド債券のポートフォリオ」を、【緑色のライン】で「米国大型成長株式と米国債のポートフォリオ」を取っています。
すると、【青色】の「米国大型成長株式と米国ハイ・イールド債券のポートフォリオ」のほうが、【左上】=「リスクが低く、リターンが高い」ところに位置していることがわかります。
別の見方をすれば、【横軸のリスク】に対して【縦の垂線;オレンジのライン】を引くと、同じリスク水準に対して、「米国大型成長株式と米国ハイ・イールド債券のポートフォリオ」のほうが上に来ています。すなわち、「同じ大きさのリスクを取るなら、米国債よりも、米国ハイ・イールド債券を入れるほうがリターンが高かったことを示しています。
最後に、今後、金利の変動性が高まる可能性を考え合わせると(=金融市場の変動性を引き起こす要因のひとつ)、米国ハイ・イールド債券のほうが米国債よりも金利感応度が低いため(=ゼロに近いため)、金利の変動性に対してポートフォリオの価値が振れにくくなっています。
米国ハイ・イールド債券に分散をしておけば、①現在の課題であるポートフォリオの変動性を減らせるとともに、②長期の課題であるポートフォリオの効率性も高められる可能性があります。
いまのうちに、できることをやっておきましょう。
重見 吉徳
フィデリティ投信株式会社
マクロストラテジスト
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![[図表5]「米国大型成長株式と米国ハイ・イールド債券のポートフォリオ」と、「米国大型成長株式と米国債のポートフォリオ」の、リスク=リターン平面](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/540/img_07556163e26403e5130d43febeb5022891152.jpg)
![[図表6]米国大型成長株式、米国債、米国ハイ・イールド債券の米10年金利に対する感応度(52週)](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/e/3/540/img_e3e98d2fb54f892d5ae4e05230ce367f128500.jpg)