(※写真はイメージです/PIXTA)

投資家にとって、不動産賃貸業を営むにあたっていちばん不安に思うところの一つに「始めたことによってトラブルに巻き込まれるんじゃないか」というものがあるでしょう。しかし、その実態を知ることで、事前に防止策を講じたり、巻き込まれた際の対処法を理解したりしておけば、多少なりとも不安を解消することができるはずです。賃貸管理業務を行う筆者が、実際に寄せられたトラブルを紹介します。

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不動産賃貸業にトラブルはつきものだが…

当社では不動産売買業のかたわら、賃貸管理業務も行っており、管理部門には日々たくさんの連絡が寄せられます。その中には些細なものもあれば、階下漏水や安否確認などの本当に深刻なトラブルも含まれます。

 

投資家からして、不動産賃貸業を営むにあたっていちばん不安に思うところの一つとして「始めたことによってトラブルに巻き込まれるんじゃないか」というものがあります。しかし、その実態を知ることで、事前に防止策を講じたり、巻き込まれた際の対処法を理解したりしておけば、多少なりとも不安を解消することができるはずです。

 

ここでは、実際に賃貸管理を行う当社からして、どのようなトラブルに直面してきたかをご紹介いたします。不動産賃貸業を営むにあたって、一つのご参考としていただければ幸いです。

そもそも「管理会社に連絡してくる人々」とは?

まず、当社に管理関係で用事があり、電話連絡をしてくる主な方々を列記していきます。

 

●賃貸仲介業者(賃貸の空室確認)

●前管理会社(管理引継ぎ後に起きた問題など)

●設備関係業者(入居者が自分で手配したインターネット業者など)

●保証会社(賃料の入金確認など)

●入居者(用件は多岐にわたる。詳細は後述)

●管理物件の近隣住民(詳細は後述)

 

ほかにも些細な電話はありますが、主には上記のとおりです。

 

これらは事務的に終わるものも多く、特に賃貸仲介業者さんは空室をお客さんに紹介するつもりで空き確認をしてくれるので非常にありがたいです。

 

前管理会社さんや設備関係業者さんは、引継ぎ時の小さな確認事項だとか、あとはインターネット設備の導入でMDF盤の鍵を開けてもよいか、といったような細かな案件であることが9割以上です。

 

しかし、後者3つはトラブルがらみの案件である確率がそこそこあります。では実際、その人々を巻き込んでどのようなことが起きるのかをここからご紹介します。

次ページ保証会社、入居者から連絡があるケース

※本連載は、穴澤勇人氏の著書『融資上限は怖くない!税制と収益不動産をフル活用した資産形成』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

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穴澤 勇人

幻冬舎メディアコンサルティング

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