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大家さんが対応しなければならない3つのトラブル
不動産賃貸業で発生するトラブルは、実はざっくり分類が可能です。
①修繕系(水・電気・その他住宅設備の3種)
②賃料関係(滞納・夜逃げなど)
③近隣トラブル(騒音・ごみ出しなど)
その他、言いがかりに近い苦情もありますがそれは今回、割愛します。また、問題が複雑化しているように見えるときはだいたい入居者が「期待値を満たしてもらえなかった」と感じ、それに対しゴネているときなので、その場合は対応の不足がなかったか、ただゴネたがっているだけなのか個別に十分、考察する必要があります。
いちばん大事なのは、アパートや賃貸マンションをもつ以上、自分が社長だと認識することです。つまり、トラブル発生時に「対応できません」は認められないということです。
逆の立場で考えてみてください。家主が「いや私のせいじゃないので知りません」などと言ってみた日には、大変なことになるのは簡単に想像できると思います。しかし、実際にはこれに近いことをやってしまう家主も少なくありません。
大前提として、「いっさい対応できません」は不動産経営においてはなしです。もちろん法的な絡みがあってできないこと、あるいは即座に解決に向かわせられないこともありますが、それでもやれることを全力でやることを前提として、ではどのようなリスクを見込み、どう対応すべきかについて簡単に触れていきます。