スプレッドはFXの実質的な手数料です。取引にかかるコストは利益に直結します。この記事では国内22社のスプレッドを比較し、初心者にぴったりの会社を3社に厳選して紹介。仕組みはもちろん、コストの下げ方や初心者が損してしまうケースも解説します。
【スプレッドとは?】FX会社22社の比較一覧と広がる時間の対策!

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「FXのスプレッドって何?」
「スプレッドを気にしないと損するって本当?」
「今すぐスプレッドの狭いFX会社が知りたい!」

 

スプレッドはFXの実質手数料。知らずに取引しては損してしまいます。

 

私もFXを始めたてのころ、スプレッドを無視して取引して大損しました。

スプレッドは取引の度にかかるコストなので、初心者の方は失敗しないよう注意してください。

 

この記事では、スプレッドの仕組みや支払うコストを抑える方法がわかります。

 

これから取引を始めるあなたも、国内の22社の中から損しないFX会社を選べるようになるので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

この記事でわかること
・スプレッドは投資家が負担する実質的な手数料
・スプレッドで損するケースと対策
・スプレッドのコストを下げる方法
・スプレッドが取引手法に与える影響
・初心者におすすめのスプレッドが狭い会社3選

 

FXのスプレッドとは?
スプレッドは売値と買値の差
原則固定と変動制
原則固定でもスプレッドは変動する
スプレッドは通貨ペアごとに変わる
【22社で比較】FX会社のスプレッド一覧
スプレッドの単位【銭?pips?】
スプレッドでかかるコストの計算方法
スプレッドでかかるコストをシミュレーション
コストで選ぶならここ! スプレッドが狭いFX会社3選
【要注意】スプレッドが広がる時間帯・状況
①経済指標発表のタイミング
②日本時間の早朝
③突発的な出来事が起こったとき
取引方法でスプレッドの影響は変わる
スキャルピング、デイトレードは影響が大きい
スイングトレード、スワップ狙いの長期トレードは影響が少ない
スプレッドのコストを下げる方法
①キャンペーンを使う
②取引手法や通貨で業者を使い分ける
FXではスプレッド以外も確認しよう
スワップポイント
取引手数料
取引単位
約定率
まとめ 上手にコストを抑えて取引しよう

FXのスプレッドとは?

スプレッドの基本

 

スプレッドとは、FXの取引にかかる実質的な手数料です。

 

取引を繰り返すほどに負担も増えるので、投資家はコストを無視できません。

 

スプレッドを理解せずに取引をするのは、穴の開いたバケツで水を汲み続けるようなものです。

 

仕組みを理解して、不要なコストは支払わないようにしましょう。

 

【スプレッドの基本】

・スプレッドは売値と買値の差
・原則固定と変動制
・原則固定でもスプレッドは変動する
・スプレッドは通貨ペアによって変わる

 

 

 

スプレッドは売値と買値の差

スプレッドは売値と買値の差

 

通貨には売値買値の2種類の値段があります。その値段の差がスプレッドです。

 

スプレッド自体はみんなもよく耳にしているハズだ。

 

「円相場は1ドルあたり、113円~113.2円の間で取引されています。」

ニュースで発表されるこの値段の差がスプレッドなのだ。

 

世界中で取引される通貨の値動き処理するにはスプレッドが必要であり、FX会社の収入源にもなっています。

 

スプレッドは世界中の注文を処理にするための潤滑油。抑えることはできても、無くすわけにはいかないのです。

 

 

原則固定と変動制

スプレッドは原則固定と変動制の2種類がある

 

スプレッドには原則固定変動制の2種類があり、どちらで取引するかはFX会社で決まります。

 

【原則固定】
スプレッドが固定されているためコスト管理がしやすい。
国内で広く利用されており、コストは安くなる。

【変動制】
スプレッドは市場の取引状況で変動する。
海外の会社で多く採用されており、取引コストが予測しにくく高くなりやすい。

 

変動制のスプレッドだと毎回の管理が難しく、結果的に多くのコストを支払うことになります。

 

変動制ではスプレッドと値動きの両方を確認するため判断が鈍る。

コスト管理がしやすく、スプレッドの広がりに気を配らなくていい原則固定がおすすめだ。

 

 

原則固定でもスプレッドは変動する

原則ってことは、ずっと固定ではないんですか?

 

いいところに気づいたな。原則固定でもスプレッドが広がることはある。

通貨の取引量がそのカギを握るぞ。

 

原則固定であっても、通貨の取引量によってスプレッドは変動します。

 

大量の買い注文が集まれば、取引する売り手を見つけるためにはスプレッドを広げなければならいからです。

 

また、日本時間の早朝は世界的に通貨の取引量が少くなり、取引相手を見つけるためスプレッドが広がってしまいます。

 

スプレッドが広がるタイミングで取引するとコスト負担が大きくなるので注意しましょう。

 

 

スプレッドは通貨ペアごとに変わる

スプレッドは取引する通貨ペアによっても変わります。

 

なぜなら、通貨の流通量やレートの変動率が異なるためです。

 

例えば、米ドルやユーロなどのメジャーな通貨は流通量が多く、レートの変動も比較的安定しているため、スプレッドは狭い傾向にあります。

 

しかし、トルコリラやメキシコペソなどのマイナー通貨は流通量が少なく、レートも荒れやすいため、スプレッドが広くなりがちです。

 

FX会社によってはマイナー通貨を取り扱っていない場合もあるので、投資したい通貨ペアがあるか事前に確認しておきましょう。

 

マイナー通貨はその国の大統領のひと声で暴落する危険もある。

はじめての取引にはメジャー通貨の米ドル/円が比較的値動きも安定しているのでオススメだぞ。

【22社で比較】FX会社のスプレッド一覧

では国内22社のスプレッド一覧確認しよう。

スプレッドの狭さも重要だが、全体的な相場を知ることが大切だぞ。

 

スプレッド比較 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/米ドル ポンド/米ドル 豪ドル/米ドル トルコリラ/円 メキシコペソ/円 南アフリカランド/円
松井証券 0.2 0.5 1.1 0.7 0.4 1.0 0.9 2.9 0.3 1.0
GMOクリック証券 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 原則固定対象外 0.2 0.9
DMM FX 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 - 0.2 1.0
SBI FXトレード 0.18 0.48 0.88 0.58 0.38 0.90 0.80 1.58 0.18 0.88
GMO外貨 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 3.0 0.2 1.3
外為どっとコム 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.6 1.6 0.2 0.3
みんなのFX 0.2 0.4 0.9 0.6 0.3 0.8 0.8 1.6 0.3 0.9
LIGHT FX 0.2 0.4 0.9 0.6 0.3 0.8 0.8 1.6 0.3 0.9
マネパ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.5 0.3 0.9 0.0 0.1
外為オンライン 1.0 2.0 4.0 3.0 1.0 3.0 2.0 6.0 1.0 15.0
ヒロセ通商 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 0.6 0.4 1.6 0.2 0.8
IG証券 0.2 0.5 1.0 0.7 0.4 0.9 0.6 1.7 0.3 1.0
FXブロードネット 0.2 0.5 1.0 0.6 0.3 2.9 1.9 - - 16.4
auカブコムFX 0.2 0.5 1.0 0.6 0.4 1.0 1.8 掲示休止中 0.3 3.0
JFX 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 0.6 0.4 1.6 0.2 0.8
FXTF 0.2 0.4 0.6 0.5 0.3 0.7 0.6 - 0.3 0.9
インヴァスト証券 マイメイト 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 - - 変動制
アイネット証券 0.7 1.4 2.0 1.5 0.7 1.4 1.0 - - 15.0
LINE証券 0.2 0.4 1.0 0.7 0.4 1.0 0.9 掲示休止中 0.2 0.9
マネースクエア 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制
セントラル短資FX 0.2 0.4 0.6 0.4 0.2 0.6 0.4 8.0 0.4 0.3
ひまわり証券 1.0 3.0 5.0 4.0 2.0 3.0 3.0 - - 4.0

更新日:2024年4月9日。対円通貨ペアの単位は銭、対円以外通貨の単位はpips。

*GMOクリック証券のスプレッドは原則固定(例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
*外為どっとコムは原則固定(例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

*マネーパートナーズのスプレッドは原則固定(例外あり)米ドル/円は5万通貨まで、ユーロ/円、豪ドル/円は1万通貨まで、ポンド/円は5,000通貨まで、メキシコペソ円は3万通貨までのスプレッド。(9:00〜27:00) ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルは1万通貨まで、トルコリラ/円、南アランド/円は3万通貨までのスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。

 

全体的に横並びな印象ですね・・・

 

特に取引量の多い米ドル/円のスプレッドは各社が狭さを競っている。

スプレッドはそれだけ取引に影響するコストということだ。

 

スプレッドの単位【銭?pips?】

スプレッドの銭とpipsの違い

 

あれ? ユーロ/米ドルのスプレッドはpipsだぞ?

銭とpipsの違いってなんだ?

 

pips(ピップス)は通貨ペアを選ばずに使える単位で、1銭は1pipsと同じです。

 

銭は米ドル/円やユーロ/円のように円を含む通貨ペアに使い、pipsはそれ以外の円を含まない通貨ペアで使います。

 

pipsは通貨を選ばずに使えるからトレード結果を比較するときに便利だぞ。

米ドル/円で50pipsと50銭は同じ意味だ。

 

 

スプレッドでかかるコストの計算方法

スプレッドでかかる費用を計算しよう

 

実際に支払うコストはスプレッドに取引量をかければ計算できます。

 

【スプレッド × 取引量 = コスト】
【0.2銭 × 1万通貨 = 20円】
※米ドル/円で計算

 

例えば、1ドル130円の時に1万通貨を購入すると130万円分の取引になりますが、それだけの金額を取引しても20円しかコストはかかりません。

 

外貨預金で1万米ドルをやり取りすると2万円の手数料を取られるわ。

FXだと同額の取引をしても手数料は20円なのでコストは格安ね。

 

 

スプレッドでかかるコストをシミュレーション

1回あたりの取引コストは低いんですね。年間だとどれくらいになるんですか?

 

スプレッドが0.2銭と1.0銭のパターンでシミュレーションしてみよう。

 

 

スプレッド
0.2銭

スプレッド
1.0銭

1日
5回取引

100円

500円

1か月
100回取引

2,000円

10,000円

1年
1,200回取引

24,000円

120,000円

※ 1回あたりの取引量を1万通貨として計算

 

シミュレーションからわかるように、0.2銭と1.0銭では年間96,000円もコストに差がでてきます。

 

この96,000円は利益が減るだけで、投資家にとって得は1つもありません。

 

FXに慣れて取引の量や回数が増えるほど、スプレッドのコストはボディーブローのようにジワジワ効いてきます。

 

無駄なコストを支払わないように、スプレッドの狭いFX会社をパートナーにして取引しましょう。

 

コストで選ぶならここ! スプレッドが狭いFX会社3選

初心者におすすめのスプレッドが狭いFX会社3選

 

スプレッドを重視するのであれば、次のFX会社がおすすめです。

 

 

通貨ペア全体的にスプレッドが狭く原則固定なので、コスト管理がしやすいです。

 

また総合的にも人気のFX会社なので、初心者が利用するのにも向いています。

 

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

GMOクリック証券
 
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円

0.2銭

0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨 最大550,000円

スプレッドは原則固定(※例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位

 

・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実

 

スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!

 

初心者から上級者が使っているFX会社だ。

 

初心者からプロまで、GMOクリック証券が一番おすすめ!

 

 

 

低スプレッド・高スワップ!「GMO外貨」

GMO外貨

 

スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.4銭 0.8銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨
マイナススワップが大きい
最大550,000円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
*キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

1000通貨(ドル円なら5千円)からFXの取引が可能
・トルコリラなどの高金利通貨のスワップが高く、スワップ狙いの取引に最適
・スマホの取引ツールが使いやすいことで有名

 

最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1000通貨(ドル/円なら5千円)から取引が可能!

 

スプレッドが安く、高スワップなので短期から中長期まで対応できる万能型のFX会社よ。

 

高機能の分析ツールが有名で、スマホでのツールも使いやすく人気の高いFX会社。

 

 

 

みんかぶFX年間ランキング 総合部門 第1位!「みんなのFX」

みんなのFX

 

スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨 1,000,000円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
 

低スプレッド・高スワップ
・1000通貨(ドル円なら5千円)からFXの取引が可能
・分析ツールが充実。他人のポジション情報が見れる

 

低スプレッド・高スワップなので短期から中長期まで対応できる万能型のFX会社!

 

分析ツールと為替情報が充実。他人のポジション情報が見れるので、どのレートになると相場が動きやすいか分析ができるわ。

 

自動売買やバイナリーオプションも取引できるので、多角的な投資が可能よ。

 

 

 

【要注意】スプレッドが広がる時間帯・状況

スプレッドを無視すると損をする

 

ここまでスプレッドの仕組みを紹介してきたが、ここからはより実用的な部分を紹介していくぞ。

次の時間・状況では、スプレッドが広がりやすいので注意しよう。

 

【スプレッドが広がるケース】

①経済指標発表のタイミング
②日本時間の早朝
③突発的な出来事が起こったとき

 

スプレッドを気にせず取引していると、思わぬところで損をしてしまいます。

 

不要なコストを支払わないためにも、スプレッドが広がるタイミングを知っておきましょう。

 

3つの失敗パターンと対策を紹介します。

 

 

 

①経済指標発表のタイミング

スプレッドは経済指標発表時に広がる

 

経済指標の発表タイミングを気にせず取引をしては、不要なコストを支払う羽目になります。

 

なぜなら、重要な経済指標発表されると、先行きへの不安や期待から同時に大量の注文が発生し、スプレッドが広がるからです。

 

特に毎月第一金曜に発表される米国雇用統計は今後の経済を見通す指標であり、発表後5分はジェットコースターのように値動きが乱高下する難しい相場になります。

 

重要な経済指標は発表時間が決まっています。事前にチェックして不要なコストを支払わないようにしましょう。

 

FX会社が提供するツールには経済カレンダー機能がついているから、取引前には要チェックだ。


GMOクリック証券のプラチナチャートは16パネルのチャート表示機能がついていて、一目で多くの情報をキャッチできるのでおすすめだぞ。

 

 

 

②日本時間の早朝

早朝は取引量が少なくなるため、スプレッドが広がりやすくなります。

 

為替市場は世界中にありますが、日本時間の早朝は閉まっている市場が多く参加者が集まりにくくるため、取引量が減るのです。

 

普段は0.2銭の米ドル/円のスプレッドが5.0銭を超えることも日常的に起こります。

 

思わぬところで損切りされないように、初心者のうちはポジションを持ち越さず、その日のうちに決済しておくと安心です。

 

 

 

③突発的な出来事が起こったとき

テロやクーデターなどの事件や、○○ショックのような突発的なパニックが起こると、取引が一方向に集中しスプレッドが広がります。

 

近頃だと、コロナショックが記憶に新しく、為替レートが大きく動き、スプレッドにも影響しました。

 

パニックが起きた時こそ冷静にニュースや経済情報を収集して、落ち着いて状況を確認するのが大切です。

 

荒波が出ているときに船を出す必要はありません。初心者のうちは不用意に取引せずに、波が収まるのを待ちましょう。

 

 

取引方法でスプレッドの影響は変わる

スプレッドの影響は取引手法で変わる

 

スプレッドで支払うコストは取引手法で大きく変わります。

 

なぜなら短期投資ほど細かく取引を繰り返すので、支払うコストもその分増えるからです。

 

トレードスタイル 取引時間 取引回数 スプレッドの影響
スキャルピング 数秒~数分 非常に多い
デイトレード 数分~数時間 多い
スイングトレード 数日~数週間 少ない
長期トレード 数か月~数年 少ない

 

特に数秒から数分の内に取引を繰り返すスキャルピングは取引回数が多くなるためスプレッドの影響は無視できません。

 

反対に、数日~数週間の長期トレードであれば、スプレッドの影響は小さいです。

 

自分がイメージするFXの取引がスプレッドの影響を大きく受けるのか、確認しておきましょう。

 

【スプレッドの影響 大】
スキャルピング・デイトレード

【スプレッドの影響 小】
スイングトレード・長期トレード

 

 

スキャルピング、デイトレードは影響が大きい

短期取引はスプレッドの影響が大きい

 

スキャルピングは数秒から数分の値動きから利益を狙う短期取引です。

 

一度に数pipsの小さい利益を狙って取引を繰り返すので、スプレッドのコストも積み重なります。

 

同様に、1日のうちに取引を終えるデイトレードもスプレッドのコストは無視できません。

 

スキャルピングやデイトレードを考えているなら、スプレッドの狭さはFX会社選びの基準から外せません。

 

 

 

スイングトレード、スワップ狙いの長期トレードは影響が少ない

長期投資はスプレッドの影響が小さい

 

数日~数週間以上の長期投資はスプレッドの影響が小さい手法です。

 

なぜなら、長期投資は1回の取引で狙う値幅も大きく、取引回数も少ないからです。

 

長期投資ではスプレッドの狭さだけでなく、スワップポイント(金利差による損益)や分析ツールの使いやすさといった総合力の高いFX会社での取引が求められます。

 

 

スプレッドのコストを下げる方法

スプレッドのコストを下げる方法

 

せっかくFXを始めるのなら、できるだけ不要なコストは払わずにお得に始めたいですよね。

 

ここではお得に取引するための秘訣を紹介します。

 

これから始める方だけしか使えないキャンペーンもあるので、上手に活用してくださいね。

 

 

①キャンペーンを使う

キャンペーンがあるFX会社で取引を始める

 

ん~スプレッドのコストを抑えて取引する方法はないのかな?

 

私はキャンペーンを上手に使って、初期費用を抑えられたわよ。

 

コストを抑えて取引する方法の1つがキャンペーンの利用です。

 

FX会社は新しいユーザーを獲得するため、様々なキャンペーンを開催しています。

 

代表的なのはキャッシュバックですが、FX会社や時期によっては取引手数料が無料になったり、スプレッドが縮小するキャンペーンも実施されます。

 

初期費用を抑えるキャンペーンが無いかチェックしておきましょう。

 

 

あわせて読みたい:FX会社のキャンペーン一覧

 

 

②取引手法や通貨で業者を使い分ける

FX会社によってスプレッドが違うのですから、用途に合わせて業者を使い分けるのは賢い選択です。

 

特に短期間でトレードを繰り返すスキャルピングをするなら、スプレッドが狭い業者を利用しましょう。

 

少額でスキャルピングを試すなら、スプレッドが狭く、1通貨から取引できる松井証券が最適です。

 

自分の目的に合った業者をパートナーに選んで、取引コストを抑えましょう。

 

FXではスプレッド以外も確認しよう

FXはスプレッド以外のコストにも注意が必要

 

FXは次の項目も確認して取り組みましょう。

 

①スワップポイント
②取引手数料
③取引単位
④約定率

 

初心者が見落としがちな注意点を解説しますね。

 

 

スワップポイント

スワップポイントとは

 

スワップポイントは毎日コツコツ貰える金利ですが、取引のやり方によっては支払うケースもあります。

 

そもそも、スワップポイントは通貨ごとの金利差を修正する仕組みです。

 

なので、金利差がマイナスになるような通貨の組み合わせでは、その埋め合わせを支払わなければなりません。

 

スワップポイントは貰えるだけではないので、気を付けましょう。

 

スワップポイントをもっと詳しく

スワップポイントをひと言で表すと金利です。

通貨ごとに設定された金利の差が利益の源になります。

高金利で有名なメキシコの政策金利は5.5%。10万メキシコペソを買うと、1日81円のスワップがもらえます。(2022年1月24日時点)

スワップポイントは毎日発生するので、コツコツと利益を重ねたい人に向いています。

スワップ比較 南アフリカランド/円 トルコリラ/円 メキシコペソ/円 米ドル/円 豪ドル/円 NZドル/円
LIGHT FX 18 -18 41 -41 25 -25 257 -257 137 -137 122 -122
みんなのFX 17 -17 36 -40 8 -8 256 -266 137 -137 122 -122
GMOクリック証券 18 -18 48 -48 27 -27 256 -256 143 -143 129 -129
松井証券 17 -27 47 -57 24 -34 239 -279 108 -138 127 -154
GMO外貨 15 -18 17 -17 25

-25

256 -259 132 -135 133 -136
SBI FXトレード 17 -20 36 -51 25 -30 244 -252 129 -139 133 -143
ヒロセ通商 17 -36 36 -66 25 -51 170 -300 120 -147 136 -191
インヴァスト証券 マイメイト 19 -29 47 -57 27 -32 225 -285 120 -165 140 -175
外為どっとコム 17 -27 36 -56 24 -29 260

-290

135 -150 120 -135
DMM FX 18 -21 - - 27 -30 233 -236 129 -139 126 -129
auカブコムFX 7 -19 10 -50 10 -22 150 -205 80 -115 65 -100
外為オンライン 5 -35 5 -55 5 -30 195 -290 80 -165 45 -175
6 -28 39 -40 3 -29 123 -478 55 -243 63 -227
FXブロードネット 17 -35 - - - -

245

-277 131 -160 130 -165
JFX 17 -29 36 -66 27 -32 170 -300 120 -147 133 -188
FXTF 14 -19 5 -55 25 -30 253 -258 126 -131 117 -122
アイネット証券 18 -30 40 -55 28 -31 255 -285 135 -169 140 -169
LINE証券 16 -21 35 -45 24 -29 224 -234 116 -126 130 -140
マネースクエア 3 -15 7 -46 20 -28 207 -291 127 -155 153 -180
セントラル短資FX 4 -19 3 -33 26 -29 230 -265 125 -150 120 -135
ひまわり証券 5 -35 - - - - 185 -290 80 -165 45 -175

更新日:2024年4月9日

 

 

 

取引手数料

取引手数料は0円でスプレッドが実質の取引コストじゃないの?

 

FX会社によっては自動で取引を繰り返す自動売買を提供しているぞ。

寝ている間も積極的に利益を狙えるが、利用には取引手数料が必要な場合がほとんどだ。

 

自動売買とは、条件がそろったときに自動で取引を繰り返すシステムです。

 

最初に設定を済ませれば、寝ている間や仕事中もチャンスを見逃すことなくトレードを繰り返します。

 

便利な自動売買ですが、スプレッドに加えて取引手数料の費用がかかります。 

 

FX会社 スプレッド
(米ドル/円)
取引手数料※1
外為オンラインロゴ 1銭 20円
FXブロードネット
0.2選 20円
インヴァスト証券 マイメイト
変動制 無料※2

※1取引手数料は片道1,000通貨あたりの金額。
※2 1,000通貨当たり1円(税込)の投資助言報酬はスプレッドに含まれる

 

 

 

取引単位

必要証拠金一覧

 

少額で取引を始めようと思ったのに、最低取引単位が大きい業者を選んでしまっては思わぬ損失の元になります。

 

なぜなら、取引単位が大きくなるほど、リスクとリターンのコントロールが難しくなるからです。

 

具体的な金額でいうと、投資資金が10万円までなら1,000通貨単位での取引をオススメします。

 

初心者はレバレッジを3倍までに抑えて取引に慣れるのが先決だぞ。

 

最低取引単位はFX会社ごとに決まっており、変更するにはFX会社を選び直すしか手がないので注意しましょう。

 

 

 

約定率

約定率は注文が成約する確率で、低いとチャンスを取りこぼしてしまいます。

 

また、約定率の低さによる機会損失も痛手になりますが、思い通りの取引ができないのはストレスが大きいです。

 

取引量や時間、値動きの大きさが約定率に影響するので、取引にストレスを感じるようなら業者の乗り換えを検討しましょう。

 

99.9%の約定率でスプレッドも狭いみんなのFX」なら注文が通らないストレスから解放されますよ。

 

まとめ 上手にコストを抑えて取引しよう

取引1回あたりのコストは少額なので、初心者の頃はスプレッドの影響をあまり感じないかもしれません。

 

ですが運用額が大きくなるにつれて増えるので、損しないように上手に付き合っていきましょう。

 

最後にスプレッドをおさらいしましょう。

 

・スプレッドはFX取引の実質手数料
・原則固定スプレッドの方が低コスト
・スプレッドが広がるタイミングでの取引は控えよう

 

また、「なるべくスプレッドを固定化させたい」、「利用しやすいFX会社を選びたい」という人には、次の3社がおすすめです。

 

 

勝っている投資家は不要なコストを支払いません。

スプレッドはFXの実質的な手数料! しっかりカットして利益を残しましょう。

 

参考元