スキャルピングはエントリーから決済まで、短時間で取引を完結させるトレードスタイルです。 実際の調査や体験から生まれた情報を通して、口座の選び方やスキャルピング取引で負けを減らすことにつながる9つのコツを解説しています。
FXスキャルピングとは?超短期取引で勝てる9つのコツと口座の選び方

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「スキャルピングって一体何なの?」

「スキャルピングに向き不向きってあるの?」

「スキャルピングで勝つためには一体どんなコツがいるの?」

 

スキャルピング取引に興味がでてきたものの、スキャルピングが何で、どう初めて良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。

 

スキャルピングはエントリーから決済まで、短j時間で取引を完結させるトレードスタイルです。

 

取引機会が多く稼ぐチャンスも大きい取引ですが、瞬間的な判断が求められるため初心者にはややハードルの高い取引です。

 

兼業トレーダーをしている筆者ですが、スキャルピングを始めた頃は慌てて直感でエントリーしがちでした。

案の定、直感で取引した際はなかなか勝てず、勝率を高めるための注意点を経験から学んできました。

 

この記事では、スキャルピングFX初心者に向けて、特徴や勝つためのコツなど基本情報をまとめています。

 

実際の調査や体験から生まれた情報なので、しっかり理解してもらえるとあなたがスキャルピング取引で負けを減らすことにつながるはずです。

 

スキャルピングの基本情報だけでなく、今後のスキャルピング取引に役立つ知識がわかるので、これから始める方は是非完読してみてください。

 

この記事でわかること
・FXでスキャルピングと呼ばれる手法とは
・スキャルピングは難しい? 勝つための9つのコツ
・スキャルピングに向いている人はこんな人
・要注意!スキャルピングはFX会社に禁止されている
・スキャルピング公認のオススメのFX会社3選
・スキャルピング取引を始めるための5ステップ

 

FXのスキャルピングとは? 基礎知識を正しく理解
スキャルピングという取引スタイル
スキャルピングと他のトレードスタイルを比較
スキャルピングの取引目安は10pips? 1日何回できる?
スキャルピングの特徴! メリット・デメリットを整理
スキャルピングのメリット
スキャルピングのデメリットと注意点
スキャルピングは難しい? 勝つための9つのコツ
①なによりもテクニカル分析を学ぶ!
②エントリーは根拠のあるときだけ!
③複数の根拠が重なるポイントを探そう!
④利益拡大するためにトレンドフォローを徹底しよう
⑤エントリー時から損切りポイントを明確に!
⑥損切りポイントに合わせた資金管理
⑦メジャー通貨ペア、まずは米ドル円を選ぼう
⑧トレンドの出やすい時間を選ぶべし!
⑨取引記録をつけて自身の分析をブラッシュアップ
スキャルピングに向いている人はこんな人
最短距離でトレードから利益をあげたい人
毎日決まった時間取引できる人
集中して機械的に取引できる人
要注意! FX会社がスキャルピングを禁止している?
スキャルピングで口座凍結? 禁止されている理由
FX会社にスキャルピング利用の真相を聞いてみた
スキャルピングで失敗しないためのFX口座選び
スキャルピング公認の口座は必須
スプレッドの低いFX口座を選ぼう
少額からスタートできる口座が良い
スキャルピング公認のオススメのFX会社2選
スキャルピング取引を始めるための5ステップ
1. FXの基礎とテクニカル分析を学ぶ
2. デモトレード口座を選ぶ
3. デモトレードでスキャルピングを練習する
4. スキャルピング公認のFX会社で口座開設
5. まずは少額トレードから開始する
分析にサポートツールを有効利用しよう
まとめ

FXのスキャルピングとは? 基礎知識を正しく理解

スキャルピング基礎

 

まずは、スキャルピングが一体どういった取引なのか、基礎知識を整理していきましょう。

 

・スキャルピングという取引スタイル
・スキャルピングと他のトレードスタイルを比較
・スキャルピングの取引目安は10pips? 1日何回できる?

 

スキャルピングという取引スタイル

スキャルピングとは、数秒から数分間の非常に短い時間で取引を行うトレードのスタイルです。

 

1回の利益は小さくなりますが、短時間で完結する取引を1日の中で何度も繰り返し、利益を積み上げるのが特徴です。

 

1分足や5分足といった短期足のチャートを分析するため、値動きやチャート形成の速度が早く、取引には迅速な判断が求められます。

 

短時間で判断する必要があるため、難しさを感じる初心者も多いと思います。

 

しかし、利益を出すチャンスは他の取引スタイルより多いため、本気で稼ぎたい人に向いている取引スタイルだと言えます。

 

スキャルピングと他のトレードスタイルを比較

他のトレードスタイルと比較してみると、どういった違いがあるのでしょうか。

 

FXの取引スタイルはスキャルピング、デイトレード、スイングトレード、長期トレードの4つに分類できます。

 

取引手法 1回の取引時間 1日の取引回数 テクニカル分析 ファンダメンタルズ分析
スキャルピング 数秒〜数分 1日に数回〜数十回
デイトレード 数分〜数時間 1日に数回
スイングトレード 数日〜数週間 1月に数回
長期トレード 数ヶ月〜数年 1年に数回

 

スタイル毎の最も大きな違いは取引時間にあります。

 

数ヶ月を要する長期トレードに対して、スキャルピングは数分で完結できる最も時間を必要としない取引スタイルです。

 

取引が数分で完結できるため資金をロックする必要がなく、短期間で何度もトレードを繰り返せるのが特徴です。

 

他と比較してもスキャルピングが最も資金効率の良い取引スタイルだと言えます。

 

スキャルピングの取引目安は10pips? 1日何回できる?

資金効率が良いとはいえ、1取引あたりの目安利幅は4つのスタイル中で最小です。

 

スキャルピングは1日の間に何度も取引可能だから、トータルでの利幅を稼いで行くのが特徴だね。

回転効率が良いと他の取引スタイルよりも稼げる可能性が高いよ。

 

では、スキャルピングの利益や取引回数の目安はあるのでしょうか。

 

答えは、「同じスキャルピングと言えどもトレードの仕方で異なってくる」です。

 

例えば、狭いレンジ間で取引を繰り返す場合は、1取引あたりの利幅は数pipsとなりますが、取引機会は増えるため1日に数十回の取引チャンスが見込めます。

 

しかし、ネックラインやチャートパターンのブレイクアウトを狙ったトレードでは、利幅はより大きく狙えるものの、エントリーのチャンスが限られます。

 

厳密に取引毎の利益の目安を決めるより、幅広く勝てるパターンを身につける方がチャンスが広がってきますね。

 

スキャルピングの特徴! メリット・デメリットを整理

メリットデメリット

 

スキャルピングの主な特徴は、「取引が短時間」「薄利で取引回数が多い」でしたね。

 

特徴をメリットとデメリットの観点からそれぞれ整理してみましょう。

 

スキャルピングのメリット

 

ポジションを短時間しか持たないので、ファンダメンタルズ要因による為替変動に巻き込まれにくいというメリットがあります。

 

取引の際は、画面に張り付くことが多いので、いつの間にか大損する危険はありませんね。

 

さらに、短時間で完結するため、お昼は仕事をしているサラリーマンでも、夜の時間帯だけトレードするといった取り組みが可能になります。

 

他のスタイルと比較して取引回数が多くなることで、トレード経験を得る機会も多くなり、早い上達が見込めます。

 

【スキャルピングのメリット】
・ポジションを短時間しかもたないので、為替変動に巻き込まれにくい
・短時間しか時間がとれなくても取引できる
・取引回数が多いため初心者が経験を積むには最適

 

スキャルピングのデメリットと注意点

デメリットとしては、短時間で取引が完了するため瞬時の判断力を求められることが挙げられます。

 

しっかりとトレード経験を積んで慣れる必要がありますね。

 

また、薄利で取引回数が多いため、手数料を如何に軽減するかが問題となります。

 

通信環境が悪くスリッページを起こしたり、取引あたりのスプレッドが高いと死活問題になり兼ねません。

 

デメリットを認識して、注意事項として取り組めば十分解決できるわね。

約定力や手数料に気をつけて取引口座を選ぶ様にするといいわね。

 

【スキャルピングのデメリット】
・高い集中力と瞬間的な判断力が求められる
・通信環境と約定力が問題になる
・取引回数が多く手数料もかさむ

 

 

スキャルピングは難しい? 勝つための9つのコツ

勝つためのコツ

 

瞬時の判断を求められるためスキャルピングが難しいと思っている方もいるかもしれませんね。

 

ここでは、判断力を養いトレードで勝てる様になるためのコツを紹介します。

 

実践すれば、あなたの勝ちへのショートカットになるはずです。

 

・①なによりもテクニカル分析を学ぶ!
・②エントリーは根拠のあるときだけ!
・③複数の根拠が重なるポイントを探そう!
・④利益拡大するためにトレンドフォローを徹底しよう
・⑤エントリー時から損切りポイントを明確に!
・⑤エントリー時から損切りポイントを明確に!
・⑦メジャー通貨ペア、まずは米ドル円を選ぼう
・⑧トレンドの出やすい時間を選ぶべし!
・⑨取引記録をつけて自身の分析をブラッシュアップ

 

①なによりもテクニカル分析を学ぶ!

まずは、テクニカル分析を学びましょう。

 

スキャルピング取引のエントリーやポジション決済は、基本的にテクニカル分析を元に行うからです。

 

FXの分析はチャートを分析する「テクニカル」と政治経済の動向を分析する「ファンダメンタルズ」の2種類に分けられます。

 

長期取引ほどファンダメンタルズ分析の必要性は高まりますが、短時間取引のスキャルピングでは、ファンダメンタルズを意識する必要性は低いといえます。

 

まずは、テクニカル分析の基本をしっかりと抑えることが先決です。

 

【身につけたいテクニカル分析の基本】
・ローソク足
・トレンドライン
・サポート/レジスタンスライン
・チャートパターン
・移動平均線
・MACD

 

 

②エントリーは根拠のあるときだけ!

直感でのエントリーは避け、根拠があるときだけエントリーするようにしましょう。

 

スキャルピングに早い判断が求められるといっても、直感でエントリーしていては勝てるトレードにはなりません。

 

テクニカル分析を学ぶ一番の目的は、根拠のあるエントリーポイントを理解することにあります。

 

あなたが勉強したテクニカル分析にならって、根拠があるときにエントリーするよう徹底しましょう。

 

金融先物取引業協会が公開しているFXで損する原因の No.2 は「根拠のないトレード」にあるぞ。

根拠をもってエントリーするのは、スキャルピングだけでなくFX取引全てに言える重要なポイントだ。

 

③複数の根拠が重なるポイントを探そう!

複数の根拠が重なっているポイントでのエントリーを心がけましょう。

 

根拠が重なるポイントは多くの人が意識するポイントとなり、勝てるトレードになる確率が高まります。

 

根拠は複数

 

例えば、トレンドラインで反発するだけでなく、水平線(ネックライン)の反発も重なっている場合などです。

 

もちろんインジケーターやチャートパターンなどのシグナルが重複するポイントも狙い目です。

 

ただし、あまり多くの情報を取り入れて根拠のこじ付けになっては逆効果なので、多くの人が意識する基本的なテクニカル指標を参照するようにしましょう。

 

④利益拡大するためにトレンドフォローを徹底しよう

エントリーの際には長期足でのトレンドフォローを意識しましょう。

 

5分足でスキャルピングする際には、1時間足のトレンドに沿った形でエントリーするなどです。

 

短期足のトレンドは、長期足のトレンド方向と一致していく傾向にあるからです。

 

いくら5分足で根拠がみつかっても、長期足のトレンドに逆光していては、利益は伸ばせません。

 

長期足のトレンドにフォローする形でエントリーすると、利益を伸ばしやすくなるので、テクニカル指標だけではなく、長期足のトレンドも同時に確認しましょう。

 

⑤エントリー時から損切りポイントを明確に!

「エントリーするための根拠」は大事ですが、エントリー後の判断はさらに重要です。

 

エントリー後に想定とは違う値動きをした場合は、損切りを徹底しましょう。

 

損切りを徹底することで大負けは回避できますので、強制ロスカットをくらってFX取引から退場するリスクがなくなります。

 

金融先物取引業協会が公開しているFXで損する原因の No.1 は「損切り」だ。

損切りを徹底して、大損リスクを回避することがFXで生き残る秘訣だぞ。

 

根拠が崩れるラインはどこなのかを意識して、あらかじめ損切りラインを決めておきましょう。

 

⑥損切りポイントに合わせた資金管理

損切りポイントに合わせて資金管理を行う様にしましょう。

 

取引毎の損失額を一定にするためです。

 

エントリーのポイントによって損切りする値幅は異なってくるので、いつも同じロット数で取引していては損失額もバラバラになってしまいます。

 

取引一回あたりの損失許容額(例:総資産の2%)をベースにして、損切りの値幅から注文ロット数を割り出すようにしましょう。

 

そうすることで、取引毎の損失額を一定に保てますね。

 

儲かる期待値の高い取引パターンが見えてきたら、その時だけリスク許容量を上げるようにすると、リスクを抑えながらリターンを高められます。

 

⑦メジャー通貨ペア、まずは米ドル円を選ぼう

スキャルピングはスプレッドの狭いメジャーな通貨ペアを選択しましょう。

 

特に、米ドル/円で始めるのがおすすめです。

 

主に4つの理由があるのでみていきましょう。

 

・FX会社提供の通貨ペアの中でスプレッドが最も狭い
・米ドル/円は流通量が多く、テクニカル分析がしやすい
・ドルストレートであり不確定要素が少ない(クロス円は2つの通貨ペアの影響をうける)
・円がベースになっておりFX初心者も馴染みやすい

 

手数料が安いだけではなく、いろいろなメリットがあるので手始めに米ドル/円の取引から始めてみましょう。

 

⑧トレンドの出やすい時間を選ぶべし!

取引をする際はトレンドの出やすい時間を選ぶようにしましょう。

 

なぜなら、トレンド発生しやすい時間帯とレンジになりやすい時間帯があるためです。

 

レンジ相場では利幅の取れるトレードは望めないので、トレンド相場を選ぶ方が良いんですね。

 

稼ぎやすい時間帯

 

日本時間16時以降(冬時間は17時〜)のロンドン市場から取引が活発になる傾向が見られるので、夕方以降の時間帯が狙い目になります。

 

特に、米ドル/円などドルを軸にした通貨ペアは、日本時間21時以降(冬時間は22時〜)のニューヨーク市場で積極的に取引されます。

 

夜時間がスキャルピングの取引に向いていると覚えておきましょう。

 

一旦、取引時間を決めたら同じ時間に取引する癖をつけた方がいいよ。

そうすると、自分の取引時間の特徴もよくわかってくるので、相場を読む助けになるからね。

 

⑨取引記録をつけて自身の分析をブラッシュアップ

取引はしっかりと記録に残して、後で振り返れるようにしておきましょう。

 

なぜなら自身の取引を振り返りブラッシュアップすることが、勝率をあげる何よりの近道となるからです。

 

振り返ってみると、自身の勝ち負けに傾向が見出せるものです。

 

「負けパターンを分析して、負けパターンでのエントリーを辞める」
「勝ちパターンを分析して、勝ちパターンのエントリーを増やす」

 

これをやるかやらないかで、トレードの改善速度に差がつきますので、面倒くさがらずに記録にしましょう。

 

 

スキャルピングに向いている人はこんな人

スキャルピングに向いている人

 

ここでは、スキャルピングに向いている人とはどんな人なのか、整理していきます。

 

・最短距離でトレードから利益をあげたい人
・毎日決まった時間取引できる人
・集中して機械的に取引できる人

 

最短距離でトレードから利益をあげたい人

スキャルピングは利益へ向かって最短距離で走りたい人に向いています。

 

スキャルピングは「取引が短時間」で「取引回数が多い」のが特徴であり、言い換えると「資金効率がよく」「トレード経験をいち早く身につけられる」トレードスタイルなのです。

 

例えばスイングトレードで、5日間保有後にポジション決済し50pipsを得たとします。

 

スキャルピングで1日10回のトレードを繰り返し、1日あたり15pips獲得できると、5日間では75pipsになりますね。

 

1回あたりは薄利でも、取引回数が多くなるため最終的な利益が大きくなり、得られる経験も増しますね。

 

スキャルピングの方が損切りの値幅が小さい分レバレッジもかけ易いね。

リスクを抑えながら資金を有効活用したい人に向いているよ。

 

その分、毎日トレードと向き合う時間は多くなりますが、資金効率よく経験が詰めるので、本気でトレードに取り組みたい人に向いています。

 

毎日決まった時間取引できる人

毎日決まった時間に取引できる人に向いています。

 

毎日決まった時間帯に取引することで、値動きの特徴も掴めてくるからです。

 

更に、「トレンドの出やすい時間を選ぶべし」の項目で述べましたが、スキャルピング取引に向いている時間帯が存在します。

 

日本時間21時以降(冬時間は22時〜)のニューヨーク市場オープン後は、取引が活発でトレンドが発生しやすくなります。

 

この時間帯に安定して取引できる人にはうってつけです。

 

昼は会社で勤務しているサラリーマンの人も挑戦しやすいトレードだと言えますね。

 

集中して機械的に取引できる人

スキャルピングは集中して繰り返し取引できる人に向いています。

 

というのは、取引をしている時間は常にチャート画面と向き合う必要があるからです。

 

特に1分足でトレードする場合は毎分ローソク足が形成されていくため、流れが早いんですね。

 

エントリーチャンスを逃さないためにも、他の事をしながらのトレードではなく、取引時間の間はトレードへの集中が求められます。

 

ニューヨーク市場が始まってから2時間など、一定時間は集中力が持続できる人向きですね。

 

要注意! FX会社がスキャルピングを禁止している?

スキャルピング禁止

 

ここまで、スキャルピングにまつわる特徴やトレードのコツなど説明してきましたが、実は全てのFX会社でスキャルピング取引が認められている訳ではありません。

 

多くのFX会社が公認はしていないが、禁止もしていないという曖昧なスタンスをとっています。

 

実際にFX会社へ問い合わせてみましたので、詳細を見ていきましょう。

 

スキャルピングで口座凍結? 禁止されている理由

FX会社がスキャルピングを禁止している理由から整理してみます。

 

スキャルピングが禁止されている理由は、FX会社のサーバーに大きな負担がかかるからです。

 

スキャルピングは「取引回数が多い」取引です。

 

多くの人がスキャルピング取引を行うと、短時間で大量の注文を処理する必要がありサーバーに負荷が掛かります。

 

その影響で注文処理が遅れると、顧客全体の信頼を失うことに繋がるからなんですね。

 

例えば、DMM FXは「スキャルピング」とは明言していないものの、「短時間での注文を繰り返し行う行為」を禁止行為としています。

 

第7条(禁止事項)
1 お客様は、お客様が次の各号に定める行為を行ってはならないことに予め承諾することとします。なお、お客様の行為が当該禁止行為に該当するかどうかの判断は当社が行い、お客様は当社の判断に従うこととします。
(中略)
(9)短時間での注文を繰り返し行う行為
【引用元:店頭外国為替証拠金取引約款(PDF)

 

約款で禁止されている「短時間での注文を繰り返し行う行為」を行った事で、口座凍結されたという報告も散見されるので、スキャルピング取引をする場合は口座選びが重要になってきます。

 

では、具体的にどういった行為が禁止されているのでしょう。

 

FX会社にスキャルピング利用の真相を聞いてみた

多くのFX会社ではスキャルピングに関する記述は曖昧であり、どの口座を選ぶと安心なのかが明確ではありません。

 

そこで、スキャルピング取引が可能なのかを実際に問い合わせてみました。

 

お問合せフォームや電話で問い合わせても各社返答が曖昧なので、具体的な質問を投げかけてみました。

 

秒単位でスキャルピンングをやっても良いか:「短時間での注文」の定義を明確にするため
指標発表時にスキャルピングをやっても良いか:指標発表などボラが高い時の利用を確かめるため

 

FX会社 スキャルピング
秒単位制限
指標発表時の
制限
SBI FXトレード
松井証券
ヒロセ通商 byGMO
FXプライム byGMO
GMO外貨
GMOクリック証券
FXプライム byGMO
DMM FX
外為どっとコム
みんなのFX
*2021年夏〜年末にかけて調査。自動売買ツールを用いてのスキャルピングについては基本的に禁止。
*広告を含む場合があります。

 

一切の制限がないものを「◎」、そこから順に「◯:制限がかかる恐れ」「△:制限あり」としています。

 

松井証券」「SBI FXトレード」「ヒロセ通商」「JFX」は、スキャルピングへの制限がないと返答を返してくれたので、このいずれかを選ぶとスキャルピングでの利用も安心できますね。

 

スキャルピングで失敗しないためのFX口座選び

スキャルピングの口座選び

 

ここではスキャルピングをする際の口座選びを解説していきます。

 

先ほど述べたスキャルピングが公認であることに加えて、最低取引単価とスプレッドの狭さも意識しておきましょう。

 

・スキャルピング公認の口座は必須
・スプレッドの低いFX口座を選ぼう
・少額からスタートできる口座が良い

 

スキャルピング公認の口座は必須

取引口座を選ぶにあたって、スキャルピングが公認であることが大前提です。

 

取引に制限がかかっては、折角のトレードチャンスを逃す可能性が出てきてしまいますね。

 

質問に対して制限がないと答えてくれた、「松井証券」「SBI FXトレード」「ヒロセ通商」「JFX」の4社を選べば安心です。

 

やや回答に曖昧なところが残ったものの、スキャルピングへの規制が弱い「GMO外貨」や「GMOクリック証券」も候補になってきますね。

 

スプレッドの低いFX口座を選ぼう

続いて、スプレッド(手数料)が安い口座を選ぶ様にしましょう。

 

スキャルピングは取引回数が多いトレードスタイルです。

 

1年にわたって取引を繰り返す事で、手数料の額も馬鹿にならないからです。

 

下記は、1年間にわたって1日あたり10回のトレードを行った場合にかかるスプレッドをまとめたものです。

 

【1年間にわたって10回/日の取引を行った場合のスプレッド】

取引量 0.1銭 0.2銭 0.3銭
1,000通貨 2,400円 4,800円 7,200円
1万通貨 24,000円 48,000円 72,000円
10万通貨 240,000円 480,000円 720,000円

 

1,000通貨で少額トレードをしている間は、手数料の額も小さく済みますが、運用資金が大きくなるに従って費用が大きくなるのがわかりますね。

 

米ドル/円のスプレッドでは、1.9pipsと最も小さく、かつ原則固定で提供してくれる「SBI FXトレード」が特に優秀です。

 

少額からスタートできる口座が良い

あなたの資産額にもよりますが、余剰資金で少額スタートできる口座を選ぶようにしましょう。

 

FXは経験者優位の投資であり、始めたばかりの頃は損失を出す可能性が高いからです。

 

イギリスにあるFXのオンライン教室「Forex School Online」が公開しているアンケートでも経験者優位の結果が出ているぞ。

利益をあげている投資家の平均投資年数:5.4年
損失をだしている投資家の平均投資年数:2.5年

 

余剰資金の額は人によって異なりますが、スタート時はなくなっても問題にならない金額で運用できる口座を選びましょう。

 

最低取引単価が1通貨(入金目安:100円の「松井証券」「SBI FXトレード 」ならいくらでも運用ができるので融通がききますね。

 

最低取引単価ごとの資金目安
1通貨:必要な最小資金4円、現実的な目安資金100円
1,000通貨:必要な最小資金4000円、現実的な目安資金10万円
1万通貨:必要な最小資金4万円、現実的な目安資金100万円

 

スキャルピング公認のオススメのFX会社2選

改めて、「スキャルピング公認」「少額取引」「スプレッド(米ドル/円)」の3点をもとにFX会社を比較してみました。

 

FX会社 スキャルピング
秒単位制限
指標発表時の
制限
米ドル/円スプレッド
(銭)
最低取引単価
松井証券 0.2~1.6 1 通貨
SBI FXトレード 0.19 1 通貨
ヒロセ通商 byGMO 0.2~0.9 1,000通貨
FXプライム byGMO 0.2~0.9 1,000通貨
GMO外貨 0.2 1,000通貨
GMOクリック証券 0.2 1,000通貨
FXプライム byGMO 0.6 1,000通貨
DMM FX 0.2 10,000通貨
外為どっとコム 0.2
原則固定
(例外あり)
1,000通貨
みんなのFX 0.2 1,000通貨
*深夜の取引やロット数が大きい場合などは、スプレッドが原則固定外となるケースあり
*広告を含む場合があります。

 

これら3つのポイントで優秀なデータがでている、「松井証券」、「SBI FXトレード」が、スキャルピング取引をするなら一押しのFX会社です。

 

100円からできるFX「松井証券」

松井証券
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.5銭 1.1銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1通貨
マイナススワップが大きい
最大100万円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
 

1通貨(ドル円なら5円)からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実

 

最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1通貨(ドル/円なら5円)から取引が可能!

 

レバレッジ1倍なら100円、25倍なら5円という少額で取引ができるのが最大の特徴よ。

 

少額から取引ができるので大損するリスクが無く、初心者でも安心して取引ができるわ。

 

 

スキャルピング取引を始めるための5ステップ

スキャルピングを始める5ステップ

 

これからスキャルピング取引を始める初心者の人は、どういった順番で学び試し、取引を初めて行けばよいのでしょうか。

 

取引開始に至るまでの工程を5つのステップに分けて、解説していきますね。

 

1. FXの基礎とテクニカル分析を学ぶ
2. デモトレードで口座を開設する
3. デモトレードでスキャルピングを練習する
4. スキャルピング公認のFX会社で口座開設
5. まずは少額トレードから開始する

 

1. FXの基礎とテクニカル分析を学ぶ

まずは、FXの基本的な仕組みとテクニカル分析を学ぶところから始めましょう。

 

基礎知識がなければ、十分にトレードを試すことすら、ままならないからです。

 

基礎知識を身につける最初の一歩は本を読むのが適しています。

 

WEBサイトとは異なり、1冊で体系的に知識がまとまっているので、初心者が効率的に基礎知識を身につけられます。

 

お勧めの本
世界一やさしいFXの教科書1年生
超ど素人が極めるFX
FX用語辞典

 

基礎知識を一通り身につけたなら、続いて基本的なテクニカル分析を学びましょう。

 

もちろん本でも学べますが、以下の基礎項目をそれぞれWEBサイトで検索して学んで行くのも良いでしょう。

 

【身につけたいテクニカル分析の基本】
・ローソク足
・トレンドライン
・サポート/レジスタンスライン
・チャートパターン
・移動平均線
・MACD

 

 

 

 

 

2. デモトレード口座を選ぶ

続いて、トレード練習用のデモトレードの口座を開設しましょう。

 

デモトレードを利用して試すことで理解が深まり、本番に向けた実践練習となるからです。

 

デモトレードでは架空のお金で取引するため、損失が出ても実際の資金は減りません。

 

デモトレードの口座を開設すると、気兼ねなく存分に練習できる環境が整います。

 

残念ながら松井証券とSBI FXトレードにはデモトレードがありませんが、1通貨単位という超少額で取引できるので、初めから本番口座を利用するのも良いでしょう。

 

こちらにスキャルピング公認でデモトレードができるFX会社をまとめてみましたので、あなたのお好みで選択してください。

 

【スキャルピング公認でデモトレードができるFX会社】
ヒロセ通商
JFX
GMO外貨
GMOクリック証券

 

3. デモトレードでスキャルピングを練習する

練習用の口座が準備できたら、スキャルピングの練習を開始しましょう。

 

デモトレードでやっておくべき練習内容を下記にまとめてみました。

 

【デモトレードで練習したい事】
 ・全ての注文方法を試して、自在に注文できるようになる
 ・決まった各通貨ペア・時間帯で取引し、時間帯の特徴をしる
 ・テクニカル分析を実際のチャートで試してみる
 ・根拠のあるトレードを繰り返し経験を積む
 ・損切りを徹底して資金管理を身につける

 

デモトレードで練習する際は、実際の資金を運用しないため緊張感に欠けがちです。

 

トレード記録をつけると、自身のトレード傾向を把握して改善できるだけでなく、取引の緊張感も保ってくれるので、デモトレードから記録をつけるのがポイントです。

 

【記録として残すべき5項目】
・取引時間
・取引数量
・通貨ペア
・エントリー・決済の根拠
・反省事項

 

振り返った時に、どういったトレードを行ったのかを思い出せるように記載しておきましょう。

 

 

4. スキャルピング公認のFX会社で口座開設

 

デモトレードで一通りの練習が終わったら、スキャルピング公認の会社に取引用口座を開設しましょう。

 

口座開設の大まかな手順は以下の通りです。

 

【口座開設の大まかな手順】
・FX会社の公式サイトにアクセスして、口座開設申し込みフォームに必要事項を入力
・各種約款や重要事項に同意する
・本人確認書類とマイナンバー関係書類の画像をアップロード
・数日で口座開設が完了し、完了通知と取引ツールへのログイン用ID・PWが届く
・取引ツールにログインして証拠金を入金すれば取引開始

 

この記事でお勧めしている、松井証券とSBI FXトレードの口座開設の必要書類や細かい流れは下記のリンクから確認してください。

 

松井証券FX 個人口座開設完了までの流れ | 松井証券 MATSUI FX
SBI FXトレード口座開設 | SBI FXトレード

 

確認に必要な書類は下記のものが利用できるので、開設前には準備するようにしておきましょう。

 

【本人確認書類(下記から一つ)】
・運転免許証
・健康保険証
・住民票
・印鑑登録証明書
・住民基本台帳カード
・マイナンバーカード(個人番号カード)

 

【マイナンバー確認書類(下記から一つ)】
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・通知カード
・マイナンバーの記載がある住民票の写し
・マイナンバーの記載がある住民票記載事項証明書

 

5. まずは少額トレードから開始する

口座が開設できたなら、少額トレードから取引を開始しましょう。

 

例えデモトレードでは結果がでていたとしても、実際の資金を運用してみるとメンタルへの影響が違うことに気付かされます。

 

特に、含み損を抱えた時や損切りする時の心持ちは全く異なります。

 

初めから多くの資金を運用して稼ぎたい気持ちを堪えて、まずはデモトレードで練習したことを実践していきましょう。

 

少額取引で安定して勝てるようになってから、徐々に運用資金を増やして利益を狙うトレードにシフトしてね。

 

ただし、単純に資金が増えているからといって、運用額を増やすのは辞めましょう。

 

単純な増減だけではなく、プロフィットファクターを用いて、運用効率の優位性から判断するとリスクがヘッジできます。

 

プロフィットファクター=総利益÷総損失

 

プロフィットファクターを用いると、利益と損失の比率をみる事でトレードの優秀さが判定できます。

 

  総利益 総損失 純利益 PF (プロフィットファクター)
パターンA ¥300,000 ¥200,000 ¥100,000 1.5
パターンB ¥1,100,000 ¥1,000,000 ¥100,000 1.1

 

同じ純利益10万円でも、パターンAとパターンBでは内訳が異なります。

 

パターンAの方が、損失に対する利益の割合が大きいことから、優秀だと判断できるんですね。

 

プロフィットファクターが2以上で優秀だと言われています。

 

資金を増やすポイントとしては、1.5を一つの目安にすると良いでしょう。

 

 

分析にサポートツールを有効利用しよう

サポートツール

 

最後になりましたが、取引に役立つFX会社提供のサポートツールを紹介します。

 

簡単に使える上に様々な観点から分析を補助してくれるため、興味をひかれるものがあれば試して損はありません。

 

GMOクリック証券のプラチナチャートは、為替と相関の深い日本国債や米国債をチャートに表示して比較することができ、トレンドの見極めに役立ちます。

 

プロが使う! チャートの高機能分析ツール

 

プラチナチャート

38種類のテクニカル指標でチャート分析ができ、為替だけではなく米国株価や原油、金など様々なチャートを表示できます。

直近の「高値・安値」を自動で表示してくれるので、それを意識したトレードがしやすく、勝率がUPします。

初心者でも使いやすく、FXのプロもうなる高機能チャートがGMOクリック証券のプラチナチャート+です。

 

ヒロセ通商のライオンチャートは、他のトレーダーの注文状況をチャート上に表示できるため、売買どちらの圧力が優勢か判断しやすくなります。

ボタン一つで自動分析! 初心者でも高度な分析ができる

 

勝てるチャート!LIONチャートPlus+

自動でトレンドラインを引いてくれて、「直近の高値・安値の自動表示」、「フィボナッチリトレースメントも自動表示」など、至れり尽くせりのラクラク機能が満載!

トレンドラインを引くのは初心者には難しいですが、ヒロセ通商の「LIONチャートPlus+」を使えば自動でできます。

また、他のトレーダーの注文状況もチャート上に表示してくれるので、売り注文や買い注文が厚いレートがわかり、相場の予想が格段にしやすくなります。

他のトレーダーの注文状況をワンクリックで表示

 

 

また、外為どっとコムは値動き予測を表示してくれるため、自身の為替予測と比較してみるといった使い方も可能です。

 

さらに、「外為注文情報」や「売買比率情報」から、他のトレーダーの注文状況がわかるので、市場の売買圧力も可視化できます。

 

自動で未来予想! 上がるのか下がるのか教えてくれる

 

外為どっとコムのみらい予測チャート

「みらい予測チャート」は最大約12年分(ローソク足2500本分)の過去チャートの中から、現在のチャートと形状が似ている時期を瞬時に探し出し、「過去の値動き」を参考にして「将来の値動き」を予測します。

過去のチャートとの一致率も表示されるので、高い精度で未来を予測可能!

これを使いたくて、外為どっとコムに口座を作る人がいるほど人気です。

 

チャート分析不要! 買い時・売り時を教えてくれる

 

お天気シグナルで勝率UP!

「お天気シグナル」は移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSIなど7種類の主要テクニカル指標で自動分析してくれて、「買い時・売り時」をチャート上に表示してくれます。

その通りに売買するだけの手軽さが、FX初心者に人気!

そのテクニカル指標で売買した結果の累計損益が表示されるので、過去にそのテクニカル指標の通りに売買して儲かったかどうかが一目でわかります。

外為どっとコムの「お天気シグナル」はテクニカル分析が苦手な初心者におすすめのツールです。

 

 

ツールに捉われすぎるのは要注意ですが、トレードに有用なツールは効果的に取り入れてみましょう。

 

取引用と分析用で口座を使い分けるトレーダーも多いので、分析用口座として利用することもできますね。

 

まとめ

ここまで「スキャルピングの基礎知識」と「勝つためのコツ」から「口座選びのポイント」に至るまでスキャルピングをこれからやる上で知ってほしい知識を整理してきました。

 

最後にもう一度、本記事での重要なポイントを確認しましょう。

 

・スキャルピングは資金効率よく経験が詰めるので、本気でトレードに取り組みたい人に向いている
・スキャルピングで勝つためには、テクニカル分析で根拠のあるときのエントリーを徹底する
・複数の根拠が重なるタイミングは優位性が高く利益を出しやすい
・スキャルピング公認の「松井証券 」「SBI FXトレード」を選べば間違いない
・スキャルピング取引を始めるための5ステップに沿って焦らずスキャルピングを学ぶ

 

スキャルピングは「取引が短時間」で「取引回数が多い」スタイルなので本気で稼ぎたい人にはおすすめの取引スタイルです。

 

とはいえ、初めてすぐに結果が出る訳ではないということを肝に銘じて、焦らずじっくりとトレードに取り組む必要があります。

 

特に、テクニカル分析で利益の出せるエントリーを見極めることが鍵になります。

 

テクニカル分析を学んでは試し、そして自身のトレードを定期的に振り返るよう癖付けましょう。

自身の勝ちパターンと負けパターンを分析し、取引をブラッシュアップしていけば勝率は自ずと上がってきます。

 

短時間でエントリーを判断していくことは難しいかもしれませんが、将来の大勝ちを目指してコツコツと経験を積み上げていきましょう!

 

 

 

参考元