【FXのデイトレ手法】初心者が稼ぐための難しくない始め方3ステップ

「FXのデイトレってデイトレードのこと？」

「デイトレードをやると本当に稼げるの？」

「他のトレード手法との違いはどこにあるの？」

 

こんな疑問を思っている人も多いはず。

 

この記事では、FXデイトレードの基礎知識から、メリット、デメリットや初心者が失敗を抑えるための注意点を詳しく解説します。

 

さらに、FXのデイトレードを開始する際のポイントを細かくまとめているので、あなたがデイトレを始めるためのステップが分かります。

 

 

 

FXのデイトレとは？　デイトレードの基礎知識

 

FXのデイトレはデイトレードの略称で、その日のうちにポジションを決済させる取引スタイルです。

 

当日に決済をするため、翌日以降にポジションを持ち越しません。

 

デイトレードは1日に数回取引を行い、1回のポジションの保有時間は数分〜数時間ほど。

 

1回の取引で狙える値幅は10〜100pips（1万通貨保有のとき10pipsは1,000円）が平均です。

 

デイトレードとスキャルピングの違い

スキャルピングはデイトレードよりも、さらに短い時間で取引を完結させる取引スタイルです。

 

スキャルピングは数秒〜数分の超短期売買に分類されます。

 

一瞬の取引判断が必要なので、初心者には難しい取引スタイルと言われています。

 

初心者がスキャルピングを行うと、ギャンブルトレードになりやすいのでオススメしません。

 

デイトレード以外の取引スタイル

デイトレード以外にもFXにはさまざまな取引スタイルがあります。

 

取引手法	1回の取引時間	1日の取引回数	テクニカル分析	ファンダメンタルズ分析
スキャルピング	数秒〜数分	1日に数回〜数十回
デイトレード	数分〜数時間	1日に数回
スイングトレード	数日〜数週間	1月に数回
長期トレード	数ヶ月〜数年	1年に数回

 

取引スタイルによって、戦略や期待できるリターンが違います。

 

自身の取引経験や狙う利益によって、取引スタイルを選ぶのが大切です。

 

 

FXデイトレード3つのメリット

 

FXデイトレードのメリットは下記の3つです。

 

・回数をこなせるので資金効率がよい
・取引時間が限定されており拘束時間が少ない
・ポジションを翌日に持ち越さない

 

1つずつ詳しく説明していきます。

 

回数をこなせるので資金効率がよい

デイトレードは1日に何度も取引するため、資金効率がよい取引スタイルです。

 

1日で取引が完結するため、損切りできずに長期間ポジションを抱えることはありません。

 

スイングトレードや長期トレードの場合には、値動きが緩慢で含み損を抱えている際に、資金を動かしにくくなり資金効率が悪くなります。

 

デイトレードの場合は、1日に何度も取引をするため資金を効率よく増やせますよ。

 

 

取引時間が限定されており拘束時間が少ない

デイトレードで行うトレードは1日に数回です。

 

そのため、チャートを見る時間が短く、拘束時間が少ない取引スタイルと言えます。

 

数秒〜数分で売買を繰り返すスキャルピングは、常に画面に張り付いて、チャンスを待ち続ける必要があります。

 

しかし、デイトレードではもう少し長い時間軸でトレードする分、ポジションを持ったあとに、自由度が高いのも特徴です。

 

 

昼間に会社員として働いている人は、アメリカ市場が動き出す21時〜24時の中で1〜2時間の取引で十分利益を狙えますよ。

 

ポジションを翌日に持ち越さない

デイトレードは寝ている間や週末の相場変動に強い取引スタイルです。

 

なぜなら、ポジションを当日のうちに完結させられるからです。

 

ポジションを持ち続けると、深夜時間や週末に相場が急変動して損失を負うリスクがあります。

 

 

デイトレードはトレードリスクを抑えた取引手法と言えるでしょう。

 

FXデイトレードのデメリットと注意点

 

FXデイトレードにはメリットだけでなくデメリットもあります。

 

主なデメリットは下記の3つです。

 

・取引回数が多くコストが高くなる
・1度に大きな利益は狙いにくい
・初心者は感情の揺さぶりが多くなる

 

1つずつ詳しく説明します。

 

取引回数が多くコストが高くなる

デイトレードは、スイングや長期トレードに比べて取引にかかるコストが高くなります。

 

なぜなら、取引を1日に数回行うため、取引の度に取引コストがかかるからです。

 

FXの取引コストはスプレッドです。

 

1万通貨の取引するときに、スプレッドが0.3銭の場合は30円かかります。

 

取引ごとにスプレッドが積み重なるため、できるだけスプレッドの狭い会社を選びましょう。

 

 

 

1度に大きな利益は狙いにくい

FXのデイトレードでは、1度に大きな利益は狙いにくいです。

 

なぜなら、1日でトレードを完結させるため、大きな値動きが得られないことがあるからです。

 

（画像：ボラティリティ グラフ(通貨/株式市場別・期間指定) | FX/CFDのOANDA）

 

おおよそ1日の値動きは米ドル円で、10〜100pipsで、平均は60pips（60pipsは1万通貨を保有しているとき、6000円）となります。

 

60pipsと聞くと値幅がそれなりにあるように見えますが、ずっとチャートを見ているわけではないため、そこをピンポイントで狙うのは難しいでしょう。

 

 

初心者は感情の揺さぶりが多くなる

初心者がデイトレードを行うと、感情が揺さぶられる数が多くなります。

 

ただでさえ、取引に慣れておらずポジションの上下に一喜一憂しがちなのに、それが１日に数回続くからです。

 

たとえば、FX初心者はマイナスが発生したときに、感情に任せたまま取引を完結させられないこともあります。

 

こういった感情による取引を避けるために、ポジションを持つ前に利確と損切りの値を決めて取引する必要があります。

 

 

FXのデイトレって本当に稼げるの？

 

FXのデイトレードは稼ぐことは可能ですが、簡単ではありません。

 

実際に、世の中には月数百万円以上の稼ぎを出している人もいますが、継続して稼ぎ続けるのは難しいです。

 

私の周りにも年間で200万円の稼ぎを出していた人もいましたが、勝っているうちにやめてしまいました。

 

それは相場で勝ち続けるのは難しいと感じたからです。

 

勝つためには、真剣に相場に向き合って分析を続ける必要があり、簡単ではありません。

 

デイトレードは初心者でも稼げるの？

初心者が、月に何十万円もいきなり稼ぐのは難しいです。

 

なぜなら、FXは初心者からプロまで同じフィールドで戦っており、この中でいきなり知識もなく稼ぐのは難しいからです。

 

投入資金を増やしたり、レバレッジを大きくしたりすれば何十万円も稼げる可能性はゼロではないですが、ただのギャンブルになってしまいます。

 

デイトレード初心者は、大きく稼ぎたい気持ちをこらえて、少額取引から勝てるように練習するのがおすすめです。

 

 

あわせて読みたい：【1日いくら稼げる？】FX少額取引の目安資金と利益シミュレーション

 

デイトレードは1日でどのくらい稼げるの？

1日に米ドル円で1万通貨の取引を行うとすれば、上手くいくと6,000円/日くらいは稼げます。

 

米ドル円の1日平均ボラティリティ60pipsを目安にすると、1万通貨 × 60pips＝6,000円 になります。

 

1万通貨の取引なら20万円の資金があれば、レバレッジ5倍で運用が可能です。

 

資金を増やしたり、レバレッジを大きくしたりすれば稼げる額は大きくなりますが、リスクも比例して大きくなります。

 

あわせて読みたい：【1日5千円を稼ぐ！】FX初心者でもできる、稼ぎ方と裏技ツール

 

【FX初心者向け】デイトレードの正しい始め方

 

デイトレードは以下の3ステップで始めましょう。

 

・FXの基礎知識を勉強をする
・デモトレードで取引の流れを練習する
・FX取引を始めるために口座を開設する

 

1ステップずつ詳しく説明します。

 

FXの基礎知識を勉強をする

FXのデイトレを始める前に、まずはFXの勉強をして基礎知識を付けましょう。

 

なぜなら、何も知識がない状態でFXを始めても、失敗する可能性が高いからです。

 

FXの用語や注文方法など、簡単なものから始めるのがおすすめです。

 

本を数冊読んで、わからない内容をネットで調べるといいですよ！

 

デモトレードで取引の流れを練習する

一通りの勉強が終わったなら、本番の口座を使う前にデモトレード口座で練習しましょう。

 

なぜなら、デモトレードなら何回負けてもやり直しがきくからです。

 

FXは初めの頃、注文方法がわからなかったり、知識が不足していたりで負ける可能性が高いです。

 

デモトレードで勝てないのに本番で勝てる可能性は限りなく低いので、練習をして勝てるようになったら本番に取り組みましょう。

 

 

 

あわせて読みたい：【倍速で学ぶ】FXデモトレードのおすすめ練習6ステップ徹底解剖！

 

FX取引を始めるために口座を開設する

デモトレードで練習が終わったら、口座を開設しましょう。

 

いきなり多額の資金を運用するのではなく、少額トレードから開始して運用結果を見ながら徐々に資金を増やしてください。

 

FXの証券口座は数多くありますが、デイトレードを目的とするならスプレッドが狭い証券会社がおすすめです。

 

 

スプレッドが狭ければ、それだけ取引にかかる手数料が安くなります。

 

 

あわせて読みたい：【全20社調査】FXスプレッドの広がりを徹底比較！手数料で損しない口座トップ３

あわせて読みたい：【少額FXでおすすめの口座3選】小さく始め大きく稼ぐ2ステップ！

 

一冊でデイトレードが網羅できるオススメの本

私たちのオススメは「世界一わかりやすい！FXチャート実践帳（デイトレード編）」です。

 

 

FXのデイトレードについて詳しく書いてあるだけでなく、実際のチャートを使った問題も用意されています。

 

デイトレの基礎から売買の勘を身につける問題で、よくあるチャートパターンの紹介もしてあるので、知っておくべき知識が網羅できます。

 

デイトレ初心者にオススメの一冊です。

 

世界一わかりやすい！FXチャート実践帳（デイトレード編）
著者：今井雅人
経歴：2004年3月までUFJ銀行の為替部門で勤務。2009年に民主党の衆議院議員に当選。財務金融委員会に所属。

 

デイトレードするFX口座を選ぶポイント

 

デイトレードするFX口座を選ぶポイントは2つあります。

 

・スプレッドが狭い口座で取引コストを軽減
・カバー先金融機関が多い口座でスリッページリスクを回避

 

1つずつ詳しく説明していきます。

 

スプレッドが狭い口座で取引コストを軽減

デイトレードを行うなら、スプレッドの狭い会社を使ったほうがいいです。

 

なぜなら、スプレッドが広い会社を使うと取引回数が増えるごとに取引コストが積み重なるからです。

 

たとえば、スプレッドが1.0銭と0.2銭の会社では、0.8銭の差があります。

 

このとき、1万通貨で100回取引をすると8,000円の違いになります。

 

デイトレードなど取引回数が多くなる取引スタイルの場合は、スプレッドが狭い会社を使うのが大切です。

 

カバー先金融機関が多い口座でスリッページリスクを回避

デイトレードをするならば、カバー先の金融機関が多い証券会社を選びましょう。

 

なぜなら、カバー先の金融機関の多さは、約定力の高さに直結するからです。

 

（画像：FX会社がどのくらいカバー取引をしているのか | FX/CFDのOANDA）

 

FX会社は、顧客からの注文をリスクヘッジするために、銀行や証券会社などで取引を行いますが、これをカバー取引と言います。

 

約定力の低い証券会社でデイトレードをすると、レートが滑りやすく、「狙ったレートで約定できなかった」なんて事例も起こりやすいです。

 

相場が動いているときに狙ったレートで約定せずにズレたレートで約定する場合があり、これを「スリッページが起きた」「滑った」などと言います。

 

カバー先金融機関の多い会社は、約定力が高くデイトレードにオススメです。

 

デイトレードにおすすめのFX口座3選

スプレッドの安さとカバー先金融機関の充実度合いからおすすめのFX口座を3つ紹介します。

 

・96.52%の高還元率！「GMOクリック証券」
・100円からできるFX「松井証券」
・低スプレッド・高スワップ！「GMO外貨」

 

ごく少額からスタートしたい人には、１通貨から取引できる松井証券は魅力ですね。

 

1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.4銭	0.9銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1000通貨		最大550,000円

スプレッドは原則固定（※例外あり）。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位

 

・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド！デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実

 

 

 

100円からできるFX「松井証券」

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.5銭	1.1銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1通貨	マイナススワップが大きい	最大100万円

スプレッドは原則固定（※例外あり）
 

・1通貨（ドル円なら5円）からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド！デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実

 

 

 

低スプレッド・高スワップ！「GMO外貨」

 

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.4銭	0.8銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1000通貨	マイナススワップが大きい	最大550,000円

スプレッドは原則固定（※例外あり）
＊キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

・1000通貨（ドル円なら5千円）からFXの取引が可能
・トルコリラなどの高金利通貨のスワップが高く、スワップ狙いの取引に最適
・スマホの取引ツールが使いやすいことで有名

 

 

 

FXのデイトレードで勝つためのコツ

 

FXのデイトレードで勝つためのコツは3つあります。

 

・デイトレードに向いた通貨ペアを狙う
・デイトレードでは日足〜5分足までを使う
・相場が動きやすい時間を把握する

 

1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

デイトレードに向いた通貨ペアを使う

デイトレードに向いている通貨ペアは、米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルです。

 

なぜなら、スプレッドが狭く、1日の間でもある程度の値動きが期待できるメジャー通貨だからです。

 

たとえば、スプレッドが広く流動性の低い通貨は、値動きが安定せず、取引コストがかかっているため、デイトレードに向きません。

 

初心者は、安定しながらもある程度値動きがあり、スプレッドが狭い米ドル/円がオススメです。（GMOクリック証券の場合は、米ドル円のスプレッドは0.2銭（原則固定））

 

 

デイトレードでは日足〜5分足までを使う

デイトレードでは、長い時間足の日足から順に4時間足、1時間足、15分足、5分足を使います。

 

長い時間足で相場の大きな流れを見極めて、トレンド方向を意識してトレードするためです。

 

まずは、日足や4時間足で禅師からの相場の流れを見て、トレンドを掴みます。

 

そして、1時間足、15分足、5分足を見て、ポジションを持つタイミングを決めます。

 

デイトレードで使う足は、人によっても変わりますが、初心者は相場全体の流れを意識しながらトレードするのがオススメです。

 

相場が動きやすい時間を把握する

デイトレードでは、相場の動きやすい時間を把握しましょう。

 

なぜなら、相場の動き時間を把握すれば、効率的にトレードができるからです。

 

たとえば、値動きが多い時間だけを狙って取引すれば、1日にかけるFXの時間を少なくて済みます。

 

 

取引が活発になる時間は一般的に、世界3大市場の「東京」「ロンドン」「ニューヨーク」の開場時間です。

 

・東京市場：朝9時ごろ（9時55分ごろは各金融機関がその日に提示する基準レートを決めるため活発になりやすい）
・ロンドン市場：日本時間16時以降（冬時間は17時〜）
・ニューヨーク市場：日本時間21時以降（冬時間は22時〜）

 

まとめ

今回は、FXのデイトレードのメリットやデメリット、始め方を解説しましたが、いかがでしたか？

 

上記で紹介した「FXのデイトレードで勝つためのコツ」の3つを実践すれば、誰でもリスクを抑えたデイトレが実践できます。

 

では、もう一度、この記事の内容をおさらいしましょう。

 

・デイトレードとはその日のうちにポジションを決済させる取引スタイル
・デイトレは拘束時間が少なく資金効率が良い
・デイトレは取引コストが高い、感情取引に注意
・初心者でも1日6000円くらいなら稼げるが難しい
・デイトレをするならスプレッドが狭くカバー先金融機関が多いFX口座を選ぼう。おすすめは「GMOクリック証券」「松井証券」「GMO外貨」

 

デイトレはFX初心者にもおすすめの取引スタイルです。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。参考になれば幸いです。