(※写真はイメージです/PIXTA)

「前回の志望校を最低ラインとして、それよりも上を目指す」という浪人生がいるようです。かなり難易度が高いと思われますが、果たして可能なのか…? 浪人生たちの医学部受験の実態について、医学部受験専門予備校メディカ代表の亀井孝祥氏が解説していきます。

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    「問題集は1冊で十分」受験勉強のポイント4つ

    ここからは、受験勉強や生活における注意点をみていきましょう。

     

    1)勉強法を間違っていないか

     

    学力が伸び悩んでいる、頭打ちしていると感じる場合は、これまでの勉強法がどんなものだったか思い出してみましょう。苦手な問題をあえて避けてはいませんでしたか? 試験で点数が取れなかった問題を洗い出してみると、自分の苦手分野が見えてきます。それらの分野の問題を繰り返し解いていけば、おのずと実力が付き、得点が上がってきます。

     

    2)根本的な弱点を把握しているか

     

    自分には何が欠けているかを明確にしましょう。自分自身の弱点を根本的に克服することこそが合格への近道です。勉強内容だけでなく、学習計画の立て方や学校や家での過ごし方など、時間の使い方も含めて考えてみましょう。TVやゲームに夢中になったり、だらだらと食事をしたり、睡眠・起床の時間が毎日違うなど生活リズムが乱れていませんか?

     

    3)時間と量を費やすだけで安心していないか

     

    1日にこなす学習量を自分のキャパ以上にテンコ盛りにして、自己満足していませんか? やみくもな学習計画は命取りです。「広範囲に、たくさん」という考え方では効率よく知識を習得できません。自分のこなせる学習量に合わせて、苦手な科目・分野を重点的に行うスケジュールを組みましょう。勉強は量より質です。

     

    4)「問題集コレクター」になっていないか

     

    何冊もの問題集を次々と解いていくのは素晴らしい作業ですが、間違えた箇所を間違えたまま放置することは、もっとも悪しき習慣です。

     

    一つひとつの問題について深いところまで理解し、頭に叩き込むためには、問題集は1冊で十分です。1冊の問題集を何度も繰り返し解いていくことで、広範囲の知識が身につきますし、自分の苦手分野に気づきやすいものです。不正解の問題にマーキングしていくと、不思議なことに自分の不得意とする傾向がくっきり見えてきます。

     

    「自分の努力が足りなかった」と嘆く必要はありません。サボっていたから点数が取れなかったわけでもありません。漠然とした反省は必要ありません。上記の4つの考察から、具体的な改善策を見つけましょう。

     

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    亀井 孝祥

    医学部受験専門予備校メディカ 代表

     

    本記事は、医学部受験サクセスガイド『集中メディカ』ホームページのコラムを抜粋、一部改変したものです。

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