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「問題集は1冊で十分」受験勉強のポイント4つ
ここからは、受験勉強や生活における注意点をみていきましょう。
1)勉強法を間違っていないか
学力が伸び悩んでいる、頭打ちしていると感じる場合は、これまでの勉強法がどんなものだったか思い出してみましょう。苦手な問題をあえて避けてはいませんでしたか? 試験で点数が取れなかった問題を洗い出してみると、自分の苦手分野が見えてきます。それらの分野の問題を繰り返し解いていけば、おのずと実力が付き、得点が上がってきます。
2)根本的な弱点を把握しているか
自分には何が欠けているかを明確にしましょう。自分自身の弱点を根本的に克服することこそが合格への近道です。勉強内容だけでなく、学習計画の立て方や学校や家での過ごし方など、時間の使い方も含めて考えてみましょう。TVやゲームに夢中になったり、だらだらと食事をしたり、睡眠・起床の時間が毎日違うなど生活リズムが乱れていませんか?
3)時間と量を費やすだけで安心していないか
1日にこなす学習量を自分のキャパ以上にテンコ盛りにして、自己満足していませんか? やみくもな学習計画は命取りです。「広範囲に、たくさん」という考え方では効率よく知識を習得できません。自分のこなせる学習量に合わせて、苦手な科目・分野を重点的に行うスケジュールを組みましょう。勉強は量より質です。
4)「問題集コレクター」になっていないか
何冊もの問題集を次々と解いていくのは素晴らしい作業ですが、間違えた箇所を間違えたまま放置することは、もっとも悪しき習慣です。
一つひとつの問題について深いところまで理解し、頭に叩き込むためには、問題集は1冊で十分です。1冊の問題集を何度も繰り返し解いていくことで、広範囲の知識が身につきますし、自分の苦手分野に気づきやすいものです。不正解の問題にマーキングしていくと、不思議なことに自分の不得意とする傾向がくっきり見えてきます。
「自分の努力が足りなかった」と嘆く必要はありません。サボっていたから点数が取れなかったわけでもありません。漠然とした反省は必要ありません。上記の4つの考察から、具体的な改善策を見つけましょう。
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