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「医学部受験失敗」の理由から学ぶ、「正しい戦い方」
かつての受験生たちが語る「受験に失敗してしまった原因」には、実にさまざまなものが挙げられます。
そもそもダラダラ過ごしてしまっていた、勉強法が自分とあっていなかった、という原因から、「学校や親」に頼りすぎた、噂や憶測に振り回されてしまった、という勉強自体とは関係のない原因まで…、読者の方にも思い当たる点があるのではないでしょうか。
ここからは、見落としがちな4つの原因についてご紹介していきます。「失敗した理由」から、受験の「正しい戦い方」を学びましょう。
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◆模試を上手に利用できていなかった
受験生のみなさんは、模擬試験をどのように活用しているでしょうか? ただの「力試し」ではありません。
模試は、入試のデモンストレーションであり、また今後の重点課題を知るためのきっかけでもあります。決して「受けて終わり」にはしないことです。模試のあとは必ず、自分がミスしがちな問題の傾向を分析し、「次回は絶対間違えない!」という意気込みでしっかり復習しましょう。
また緊張した空気に慣れることで、本番で実力を発揮できるメンタルを鍛えることにも繋がります。
◆「学習計画」の立て方を失敗した
知らない土地へ行くときには、目的地周辺の下調べをしたり、事前に地図を見ておいたりなどの準備をしますよね。大学受験も同じで、志望校に関わるさまざまな情報を得た上で、入試に臨むのは当然のことです。最も力を入れるべき部分ともいえます。
出題傾向を調査、ポイントを絞り込み、重点的に取り組むべき分野の学習計画をしっかり立てましょう。最初は無理なくできる基礎の部分から、後半は演習・応用問題で仕上げるようにすれば、合格に最も近い「志望校攻略作戦」が完成します。
受験期も終盤に差し掛かれば、問題集をやみくもに解くのではなく、過去問を重視しやりこめるとよいでしょう。
◆「高望み」「背伸び受験」をしてしまった
周囲からのアドバイスを無視して、今の偏差値では到底及ばない上位の医学部を受験し失敗してしまう人も、なかにはいます。歴史の長い名門校やブランド力のある大学を選ぶ人に多い傾向です。
高みを目指すのは素晴らしいことです。しかし、多くの優秀な受験生が集まってくるのですから、気力だけで合格は勝ち取れません。医師という職業を目指すのであれば、ネームバリューにこだわる必要はありません。自分の学力レベルを過信しないようにしましょう。
ただ、入試前に志望校合格圏に近づいてきた場合にはどうでしょうか。
到底合格できない雲の上の医学部ならば諦めがつきますが、努力した結果「ギリギリ合格ライン」まで達すれば、周囲も「背伸び受験」の応援に転じることはよくあります。「余裕で合格」の志望校にするか、「頑張れば合格」の志望校にするか、ここが運命の分かれ道です。
「余裕で…」なら、今までの学習ペースを乱さなければ合格できるでしょう。「頑張れば…」だと、自分の想像以上に厳しい戦いになることは、覚悟しておくべきでしょう。遅くとも年明けの最終模試までには「ほぼ合格」レベルまでもっていかなければなりません。
もちろん、実力のちょっと上を目指す「背伸び受験」は悪いことではありません。チャレンジすることは大変有意義なことです。上位の医学部に進学すれば、より優秀な学生とともに学ぶことができますし、研究設備もふさわしいものが用意されています。
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