匿名者同士が虎視眈々と狙うのは…相手の「ポロリ」
もちろんTwitterをやっていないbotterも沢山いるのかもしれませんが、そうした人の存在は知る由もありません。
誰も調査したことがないのでこれは私の〝肌感覚〟でしかありませんが、アカウント数から数えられる範囲でTwitterをやっているbotterはざっくり100人、Twitterをやっていないbotterはその100倍くらいはいるかもしれません。根拠はありませんが、日本にはだいたい1万人くらいのbotterがいるのではないかと私は思っています。
自分が行き詰まった時にどんなことで困っているかをTwitterで吐露すると、どこの誰かもしらない人から「改善のヒント」が飛んできたりします。
フォロワーが多いほど、そうした恩恵を受けられる可能性があります。なので多くの人に「この人をフォローするとメリットがある」と感じてもらえるように、自分もヒントを提供します。ストラテジーの核心部分については触れられませんが、それでも見る人が見れば十分に役立ててもらえるはずです。気を付けてはいますが、たまに勢い余って核心部分についても書いてしまうこともあり、それが〝ポロリ〟というわけです。
気が付いたらすぐに削除するのですが、たいていは手遅れ。池の水に落ちた虫を魚が一瞬で食べてしまうように、ポロリを見つけたbotterはすぐに保存しますし、見逃した人は地団駄を踏んで悔しがります。
私自身もポロリを狙ってインフルエンサーをフォローしているので、こういうのはお互い様です。それから、自分が苦心の末に優れたbotを開発し、大きな資産を稼ぐようになった時、多くのbotterから「すごいですね!」「やりましたね」と称賛されると、やっぱり嬉しい。
承認欲求を満たすためにTwitterをやっているというのは、偽らざる事実です。botterの界隈は仲間でもあり敵同士でもある、微妙な関係性で出来上がっているのです。