「上質な暮らしって何?」に、インテリアデザインのプロの答え

コロナ禍、「おうち時間」の増加で家具や家電など、インテリアにこだわる人は増加傾向にありますが、「本当に自分らしい空間」作りの真髄はどこにあるのでしょうか。本記事では、ライフスタイルショップ「SEMPRE SESIGN」代表取締役会長である田村昌紀氏が、理想的で豊かなライフスタイルについて紹介していきます。

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「エレガンス」とは原点的な美しさのこと

「エレガンスかどうか」という視点を、僕はとても大切にしている。

 

多くの人たちは「エレガンス」と聞くと、なにかドレッシーな、ハレの場の形容詞のようなニュアンスを感じているようだ。近寄り難いものを感じる人もいるかもしれない。

 

僕にとってのエレガンスは、「美」そのものを指す言葉だ。さらにいえば、「原点的な美しさ」と翻訳してもいいかもしれない。エレガンスというのは、個人的な好みを超えた、普遍的なものだと思う。

 

「エレガンス」の対極にあるのが「アグリー」だ。アグリーなものを集積してしまっては美しくないし、心地よさも生まれないだろう。

 

人間の生き方にも、美は大きく関わってくる。

 

一例を挙げると、「美意識が許さない」という表現がある。例えば合理性、利便性だけを追い求めて出来上がったものに対して「この商品は便利かもしれないけど、美意識が許さない」という評価を下す。あるいは、義理を欠いた付き合いについて僕は「それは僕の美意識が許さない」と表現することもある。

 

ビジネスの世界では往々にして、美の観点が後回しにされがちだ。そのことを僕は残念に思っている。ものも空間も、本来、美しくなければならない。美を欠いたものは居心地が悪い。特に暮らしの分野のデザインに携わっていると、その思いは強くなる。

 

人間が人間らしく生きるために、色、質感、形、素材、すべての要素が「美」の基準になる。それらがなめらかに調和したとき、心地よさにつながっていく。この調和こそがすべての人に通ずる「エレガンス」なのかもしれない。

 

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ライフスタイルショップ「SEMPRE DESIGN」 代表取締役会長

武蔵野美術大学工業デザイン科を卒業後、より良い暮らしの提案ができるようになりたいと日本ベッド製造株式会社で3年間勤め、その後渡米してミシガン州クランブルックアカデミー・オブ・アートに留学。帰国後は田村デザイン事務所を設立し、ドイツの家具メーカーHUKLAの日本進出をサポートする。
そのほかにも、株式会社丸井グループのオリジナルインテリア商品と店舗開発や、株式会社ゼロファーストデザイングループを3人の仲間と興すなど、インテリアコーディネートや家具、室内装飾品の市場調査、開発企画、コンサルティング業務に携わってきた。2002年からは全国の人に暮らしを提案するため独自のネットショップ「SEMPRE.JP」をスタート。今なおファンを増やし続けている。
現在は東京の池尻大橋に本店を構え、世界中からセレクトしたものを扱う。選りすぐりのなかから、生活者がその人らしくいられる空間を提案している。

著者紹介

連載本当に必要なものだけに囲まれる、上質な暮らし

本当に必要なものだけに囲まれる、上質な暮らし

本当に必要なものだけに囲まれる、上質な暮らし

田村 昌紀

幻冬舎メディアコンサルティング

25年間、世界中の美しいデザインを追求し、「SEMPRE DESIGN」の田村氏が辿り着いた、長年にわたって愛用できるものに囲まれて過ごす、理想的で豊かなライフスタイルの真髄。

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