2021年11月29日～12月3日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。新型コロナウイルスのオミクロン型の感染拡大懸念が世界的に広がるなか、世界経済の減速懸念により株式市場が下落し、投資家のリスク態度が悪化した他、原油価格の下落も資源国通貨である豪ドルの売り材料となりました。

（注）左グラフは2020年12月3日～2021年12月3日、右グラフは2021年11月26日～2021年12月3日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、低下しました。オミクロン型による景気の先行き不透明感などを受けて、主要国の長期金利は低下しました。これらを受けて豪州3年国債利回りもつられた動きとなり、週間では低下（国債価格は上昇）しました。

（注）左グラフは2020年12月3日～2021年12月3日、右グラフは2021年11月26日～2021年12月3日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、下落しました。豪州国内でオミクロン型の感染者が確認されるなど感染拡大が懸念されるなか、経済の先行き不透明感などにより世界的にも株式市場はリスク回避的な動きとなりました。それらを受けて、週間では豪州株式は下落しました。

（注）左グラフは2020年12月3日～2021年12月3日、右グラフは2021年11月26日～2021年12月3日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、下落しました。オミクロン型への警戒感から世界的に景気回復の遅れが懸念され、リート市場はリスク回避的な動きとなりました。世界的にリート市場は下落し、豪州リート市場も同様に下落しました。

（注）左グラフは2020年12月3日～2021年12月3日、右グラフは2021年11月26日～2021年12月3日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2021年11月29日～12月3日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2021年12月7日）