2022年1月17日～1月21日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。豪州国内で新型コロナウイルス感染が高水準で推移している他、消費者信頼感指数が大幅に低下し、経済活動の鈍化が懸念されました。豪州の失業率が改善し、豪ドルは多少上昇した局面がありましたが、週末には上昇していた原油価格が下落し、豪ドルは更に下落しました。

（注）左グラフは2021年1月21日～2022年1月21日、右グラフは2022年1月14日～2022年1月21日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、上昇しました。新型コロナの感染急増による景気の先行き不透明感や、株式市場の下落によるリスク回避の動きはあるものの、米国の早期利上げ期待が強まる中、豪州でも雇用統計が予想を上回り、早期の利上げ観測が高まりました。これらを受けて豪州3年国債利回りは上昇（国債価格は下落）しました。

（注）左グラフは2021年1月21日～2022年1月21日、右グラフは2022年1月14日～2022年1月21日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、大幅に下落しました。感染急増の中、堅調な豪州12月雇用統計を受けて多少上昇した局面がありましたが、週の後半には原油価格の下落が一段の重石となり、豪州株式は週間では大幅に下落しました。

（注）左グラフは2021年1月21日～2022年1月21日、右グラフは2022年1月14日～2022年1月21日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、大幅に下落しました。米国を中心に株価が大きく下落したことなどを受けて世界的にリート市場は大きく下落しました。さらに、週の後半は原油価格の下落により豪州株式が大幅に下落しました。それらを受けて、豪州リート市場は大幅に下落しました。

（注）左グラフは2021年1月21日～2022年1月21日、右グラフは2022年1月14日～2022年1月21日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2022年1月17日～1月21日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2022年1月25日）