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日本人渡航先ランキング…1位「米国」、5位「タイ」
新型コロナウイルス感染症の第5波が収束し、制限下で思うように行動できなかった反動で「リベンジ消費」の影響で活気が戻りつつある昨今。特に旅行に対しての意欲が強く、なかには「第6波が来る前に……」と、旅行三昧の人も見られるほど。まだ国内旅行が中心ですが、アフターコロナに向けた動きが本格化し、海外への渡航制限も緩和されつつあります。近いうちに久々の海外旅行を、と計画している人も多いことでしょう。
コロナ前(2018年)、日本人の渡航先で人気第1位だったのは「米国(グアムやサイパンなども含む)」。2位「韓国」、3位「中国」、4位「台湾」、5位「タイ」と続きます。
東南アジアでは第7位「シンガポール」、第8位「ベトナム」、第9位「フィリピン」とランクインし、地域全体の人気ぶりがうかがえます。
日本人に人気の渡航先「タイ」…リピート率が高い
東南アジアのなかで日本人の渡航先第1位の「タイ」。国際機関日本アセアンセンター『ASEAN10カ国への旅行意識調査』によると、全国の20歳以上の男女1万人(海外旅行意向のない人含むに)の「タイ訪問経験」は16.9%。6人に1人という高い数値を誇ります。なかでも「男性60歳以上」の訪問経験が最も高く、訪問目的の77.6%が「観光・レジャー」で、「業務出張」が12.8%となっています。
【男女1万人に聞きました「タイに行ったことはありますか?」】
「訪問したことがある」16.9%
※「観光で訪問」13.6%、「業務出張」3.2%、「家族や知人を訪問」1.1%、「3ヵ月以上の滞在」0.8%、「その他」0.6%
「訪問したことがない」83.1%
出所:国際機関日本アセアンセンター『ASEAN10カ国への旅行意識調査』
訪問経験者の満足をたずねたところ、最も多かったのが「タイの食」で51.8%。「景観・雰囲気」が45.1%、「名所・旧跡」が41.6%、「歴史・文化」35.3%、「自然風景」が35.3%と続きます。一方で満足できなかったところもたずねたところ、「治安」や「食材・調理」という声が聞かれたが、「特にない」が54.0%と過半数を占めています。
美味しい食、美しい景色、歴史や文化……魅力が豊富なこともあるのでしょう。訪問回数をたずねたところ、「5回以上訪問している」と回答したのが20.2%。高いリピート率を誇るのがタイの特徴だといえます。
【タイ訪問経験者に聞きました「訪問回数は?」】
1回 45.1%
2回 20.4%
3回 10.8%
4回 3.5%
5回以上 20.2%
出所:国際機関日本アセアンセンター『ASEAN10カ国への旅行意識調査』
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