※画像はイメージです/PIXTA

介護事業を運営する、株式会社アテンド・代表取締役の河北美紀氏が「損をしないための“老人ホーム”の選び方」について解説します。※本記事は、書籍『身近な人の介護で「損したくない!」と思ったら読む本』(実務教育出版)より抜粋・再編集したものです。

要注意…紹介事業者には「ハズレ」も存在する

情報を正しく取捨選択し、よりベターな老人ホームと出会うためには、「老人ホーム紹介センターを正しく使うことで満足いく施設との出会いが決まる」といっても過言ではありません。

 

20年前と比べ、現在の日本における老人ホームなど高齢者施設の数は約10倍以上に増え、自分に合った老人ホームを探し出すことが非常に難しくなっているといえます。

 

実際の施設における介護サービスの質や、施設を構成する施設長や介護職員の雰囲気は、インターネットからではなかなかわかりません。そういった情報を、老人ホーム紹介事業者から得ることができます。

 

現在、400社程度の紹介事業者が存在しますが、皆がプロといえる紹介事業者の質を有するとはかぎりません。あまりにも少ない施設情報しか持っておらず、介護のこともよく理解していない紹介事業者が世の中に存在するのも事実です。

 

紹介事業者を利用する際は、どれだけ多くの情報を持ち、その窓口担当者がどれだけの経験を有しているのか、さまざまな相談に寄り添った対応をしてくれるのか、紹介手数料の高い施設ばかり紹介していないかなどに注意し、より良い情報を提供してくれる紹介事業者を利用することが大切です。

 

 

河北 美紀

株式会社アテンド 代表取締役

 

 

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