(※画像はイメージです/PIXTA)

リフォーム・リノベーションでは、隣人関係や法律など、様々なことが原因でトラブルが発生します。本記事では、株式会社ワンダフル代表の寺田勤江氏の著書『女性目線のおうち改造 夢を叶える満足リフォーム』(かざひの文庫)より、一部を抜粋・編集し、リフォーム・リノベーションの際の要注意ポイントを紹介します。

家のメンテナンスに関するさまざまなトラブル

メンテナンス業者のローラー作戦に気をつけろ!

 

「ご近所で工事をしますので、その挨拶に伺いました」

 

そう言われたら疑うことなく大半の人がドアを開けてしまうでしょう。しかし、その時にこう言われたら要注意です。

 

「お宅もそろそろメンテナンスの時期ですね」

 

隣近所でなら資材を引き上げる手間なく工事できてしまうので、業者にとっては移動経費が浮くのです。そのため大げさに不安をあおって契約をとろうとする悪徳業者がいます。

 

床下にカメラを入れて腐った柱の状態を見せつけられたが、実際のところは、それは他の家で撮ったビデオだった、なんて事件もありました。

 

リフォームやリノベーションに訪問販売法が適用され、クーリングオフが使えるのは、悲しいことにこうしたトラブルが絶えないからなのです。

 

床下、天井裏はなかなか自分で確認するのは難しいですね。それらの点検も含めて、おおよそ10年に1回のサイクルで、家全体のチェックをホームドクターに依頼することをおすすめします。その際、「ワンポイントアドバイス」でお話しした通り、点検口があると便利です。

 

入ったとたんに平衡感覚が狂い、めまいのする家

 

あるお宅にリフォームの依頼を受けて行くと、入ったとたんに平衡感覚が狂い、めまいのような症状が。家の基礎が傾いている!と直感でわかります。床下に潜ってみてびっくり。車のタイヤを交換する時の要領で、柱に器具をつけてジャッキアップされていたのです。柱はシロアリの餌となりボロボロ状態。

 

どうやらすでに亡くなっている家のご主人が昔、柱が腐っているのに気づき、独自の方法で対処していたようです……。開けてびっくりなんとやら。とても恐ろしい光景でした。

 

マンションの場合、外壁や屋根やベランダは共有部なのでマンションで修繕することになりますが、自分に管理組合の役員が回ってきた時は修繕計画を管理しなくてはなりません。皆さま、頭を悩ませているようです。

 

 

寺田 勤江

株式会社ワンダフル代表

二級建築士・公認インテリアコーディネーター

 

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※本連載は、寺田勤江氏の著書『女性目線のおうち改造 夢を叶える満足リフォーム』(かざひの文庫)より一部を抜粋・再編集したものです。

女性目線のおうち改造 夢を叶える満足リフォーム

女性目線のおうち改造 夢を叶える満足リフォーム

寺田 勤江

かざひの文庫

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