為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。9月1日に発表された2021年4-6月期の実質GDP成長率が市場予想を上回ったため豪ドルが買われる展開となりました。また、原油などエネルギー価格の上昇も好材料となり資源国通貨である豪ドルは堅調な動きとなりました。それらを受けて豪ドルは対円相場で上昇しました。
金利
先週の豪州3年国債利回りは、若干上昇しました。前週末のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演を受け、米国の緩和的な金融政策が当面続くとの見方が強まった他、週末の雇用統計を控え、米国長期金利は一進一退で推移しました。豪州3年国債利回りもつられた動きとなりましたが、豪州の4-6月期GDPデータがやや上振れたこともあり、週間では若干上昇(国債価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。豪州4-6月期GDPが市場予想を上回る結果となったことや、豪州7月貿易収支が過去最高の黒字となったことなどが好材料となりました。また、原油高などの上昇が支援材料となりエネルギー株が上昇し、週間を通して豪州株式は上昇しました。
リート
先週の豪州リート指数は、大幅に上昇しました。米国の景気回復への期待や、市場予想を上回る豪州4-6月期GDPなどを背景に豪州株式が上昇しました。一方、豪州長期金利は比較的落ち着いて推移しました。これらを受け、豪州リート市場は大幅に上昇しました。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年8月27日~9月3日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2021年9月7日)