(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2021年8月30日~9月3日のマーケットについて振り返り、「1.先週の市場動向、2.先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4.先週のブラジルレアル市場、5.今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

1. 先週の市場動向

先週の市場の振り返り

 

<株式>

世界の主要株式市場は高安まちまちとなりました。米国株式市場では、NYダウが小幅安となる一方、ナスダック総合は最高値を更新しました。注目された週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回り、景気回復への懸念からNYダウが下落する一方、早期の量的金融緩和の縮小(テーパリング)観測が後退したことから、ナスダック総合は一段と上昇しました。NYダウは週間で0.24%下落しました。日本株式市場は、前週末の米株式市場上昇を受けて週初から上昇して始まり、週末にかけて一段高となりました。日経平均株価は28,000円を回復した後も連日続伸し、週末には菅首相の総裁選挙不出馬の表明を受けて次期政権の経済対策期待から2カ月ぶりに29,000円を回復しました。週間では5.38%の大幅上昇となりました。一方、欧州株式市場では、独DAX指数が0.45%、英FTSE100指数が0.14%の小幅安となりました。中国株式市場は、発表された製造業PMIが弱かったものの、中国政府の景気支援策への期待から上昇しました。中国本土市場の上海総合指数は1.69%、香港ハンセン指数は1.94%上昇しました。

 

<リート>

グローバル・リートは、株式市場の底堅い動きや長期金利の落ち着きを支えに堅調な展開となり、週間で2.47%上昇しました。

 

<債券>

主要国の長期金利はやや上昇しました。米国の10年物国債利回りは、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内のテーパリングが意識されるなか、週間では0.016%上昇しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。

 

<為替>

円相場は、市場予想を下回る米雇用統計を受けて対ドルで0.28%の小幅な円高となりました。一方、ユーロが対ドルで上昇したことから、対ユーロでは0.52%の円安となりました。また、豪州でワクチン接種が進展していることなどから、対豪ドルでは1.75%の円安となりました。

 

<商品>

原油価格は、米国の原油在庫が減少していることなどが支えとなり、週間で0.80%上昇しました。

 

(注)最終営業日ベース。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)最終営業日ベース。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
株式(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
10年国債利回り(前週差) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
為替(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数(現地通貨ベース)、為替レート (注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2021年6月4日~2021年9月3日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。<br>(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数の推移 (注)データは2021年6月4日~2021年9月3日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数 (配当込み、現地通貨ベース) (注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2021年6月4日~2021年9月3日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数の推移 (注)データは2021年6月4日~2021年9月3日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

3. 先週のメキシコペソ市場

(注)データは2020年9月4日~2021年9月3日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年9月4日~2021年9月3日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。 (注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。 (注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。 (注5)前週比は2021年8月27日から2021年9月3日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月3日まで、前年末比は2020年末から2021年9月3日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。
(注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。
(注5)前週比は2021年8月27日から2021年9月3日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月3日まで、
前年末比は2020年末から2021年9月3日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

4. 先週のブラジルレアル市場

(注)データは2020年9月4日~2021年9月3日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年9月4日~2021年9月3日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。 (注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。 (注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。 (注5)前週比は2021年8月27日から2021年9月3日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月3日まで、前年末比は2020年末から2021年9月3日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。
(注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。
(注5)前週比は2021年8月27日から2021年9月3日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月3日まで、
前年末比は2020年末から2021年9月3日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

5. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年8月30日~9月3日のマーケットの振り返り』を参照)。

 

(2021年9月6日)

 

先週の注目の「日々のマーケットレポート」

2021年9月3日 衆議院選挙と株価の動きを検証

2021年9月1日 外国人投資家の視点から考える、日本株出遅れの理由

2021年9月1日 業績相場と金融相場の狭間にある米国株式市場

2021年8月31日 米国の『バックトゥスクール商戦』は好調な模様

 

先週の注目の「市川レポート」

2021年9月2日 前回の米金融政策正常化局面における主要株価指数の動き

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
【ご注意】
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録