防音や断熱対策で内窓を入れる前に確認すべきこと
■ガラスの性質の差…内窓を付けるメリット
内窓は、防音や断熱、結露対策に驚くほどの効果を発揮します。記憶に新しいところでは、住宅エコポイント。かなりのブームとなりました。
しかし残念なことに、大切な情報が抜け落ちた結果、その快適さの恩恵を受けていないお家が多いのも事実。「内窓入れたけどあまり変わらないわよ」。そんな声もお聞きします。
大切なのはガラスの性能。ガラス性能をきちんと理解しないと、せっかく内窓を取り付けしても効果は半減してしまいます。内窓を販売しているメーカーショールームに足を運んでみてはいかがでしょう。
お客様体験ルームがありますので、ぜひガラスの違いを体感してほしいのです。本当にびっくりしますよ。残念なことに、その大切なガラスについて、きちんと説明していない業者さんが本当に多いように思います。
■予想外の騒音を内窓が解決
JRの線路沿いのマンションに住んでいるお客様からご相談がありました。
電車の音がうるさいのは覚悟していたものの、そのマンションは線路の継ぎ目でスイッチが切り替わる場所にあったため、想定外の特殊な甲高い音に悩まされているとのことでした。
ネットやホームセンター、チラシなどで、色々な内窓を見ることができますが、金額ばかりが強調されていて、一番大切なガラスについてはあまり説明されていません。このお客様については、提案したガラスで内窓取り付けを行った翌日、早速連絡が入りました。「びっくりしたよ。こんなに効果があるなんて思わなかった、ありがとう!」
金額や外見だけに惑わされず、目に見えない性能についても考慮することが大切です。
寺田 勤江
株式会社ワンダフル代表
二級建築士・公認インテリアコーディネーター
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