中小企業にとって「資金繰り」は常に付きまとう経営課題といえますが、新型コロナウイルスの影響が続く現在、一層切実な問題となっています。そこで注目すべきは、仕事の「受発注」を担保に資金調達が可能な「POファイナンス」です。当サービスのプラットフォームを提供する、Tranzax株式会社代表の大塚博之氏に話を聞きます。

POファイナンスの導入は、買い手側にも効果あり

続いて、商品・サービスの買い手にはどのような効果があるのでしょうか。

 

■前渡金や分割検収の省略

 

2社間で条件交渉を行うと、売り手から前払いや細かい分割検収を求められることもあります。応じるために稟議を書く手間がかかったり、金額が大きいとキャッシュフローの悪化にもつながる恐れもあります。

 

そういう際にはPOファイナンスで企業の代わりに金融機関に前払いをしてもらいましょう。POファイナンスでは、買い手に代わって金融機関が前渡金を支払います。

 

■売り手の倒産防止・囲い込み

 

この会社に発注して資金繰りは大丈夫かなと不安になった経験はありませんか? POファイナンスで売り手の資金繰りを支援することによって、売り手の倒産防止や取引関係の強化が可能になります。

 

■キャッシュフローの改善

 

POファイナンスでは、買い手に受注時点での資金調達手段を提供する一方、取引の支払期日を遅らせることも可能です。通常ではなかなか実現できない支払いサイトの延伸もPOファイナンスであれば円滑に行うことができるようになります。

 

このように、POファイナンスを活用することにより、資金周りでのストレスを軽減させ、ビジネスを円滑に進めることが可能になるのです。

 

 

大塚 博之

Tranzax株式会社

代表取締役社長

 

 

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