(※写真はイメージです/PIXTA)

日本国内ではステータスが高く、女性が「結婚したい職業」では常に上位にランキング入りする医師。一方で離婚率が高い職業という説があり、「24時間相談受付」「LINEのIDを公開」するという型破りのスタイルで依頼を受けている銀座さいとう法律事務所の代表、齋藤健博弁護士のもとにも、医師のリコカツ(離婚活動)案件が殺到しているといいます。今回は、実際に齋藤弁護士に寄せられた実例をレポートします。※弁護士業の守秘義務遂行のため、一部の内容変更をご了承ください。

 

婚姻中に別の女性と同棲し、理想は一夫多妻制。芸能人であればネットで袋叩きにされる主張で、日本の法律にはそぐわない倫理観ですが、雅人さんは悪びれず、大真面目に断言したといいます。

 

筆者が過去にある男性医師を取材したときのこと。彼が、「(女性関係で)妻には迷惑をかけた」と言っていたのを思い出しました。加えて、医師ではありませんが一代で財を成した男性の言葉も。

 

「地位と名誉、富を得た男は浮気したがるもの。それぐらいエネルギッシュだからこそ仕事で成功したのだし、仕事で成功すると自然と女性が寄ってきて、浮気するチャンスが増える」

 

もちろん、地位と名誉と富という、ある意味「三種の神器」を手に入れた、男性全員の意見とは捉えていません。ですが、雅人さんの意見に同調する方には覚えておいていただきたいです。妻は、自身が思うよりもっと早い段階から、夫の異変に気づいていることを。

女性に備わる、理屈では説明したがい第六感

多くの女性には、理屈では説明しがたい第六感が備わっています。別取材で、ある識者に「女性はなぜ直感が鋭いのか」と質問した際のコメントを記載します。

 

「女性は子どもを産む、産まないに関わらず、子どもを危険から守る本能を備えています。まだ言葉を話せない赤ちゃんの思いを、泣き声だけで母親のみが汲み取れるケースが代表例です。不倫は、家庭を壊す子どもにとっての危機。子どもを守ろうとする、母親の“危機察知センサー”が発動してもおかしくありません」

 

「子どもを産む、産まないに関わらず発動する“危機察知センサー”」というコメントに、筆者は強く共感しました。30代の知人女性が同棲相手の浮気に気づいたときに、黙認。虎視眈々と経済力を身につけ、自立をかなえた瞬間に、浮気相手とのスマホでのやり取りをスクショした画面を見せて、キッパリと別れを告げた例を知っているからです。

妻はきっと気づいている…

紗栄子さんは、母親としての“危機察知センサー”が働き、雅人さんと別居に至ったと推察できます。筆者はバツイチなので実感していますが、別居や離婚に至る理由は、1つのみでは実行に逡巡します。おそらく紗栄子さんは、雅人さんの不倫にも気づいていたからこそ、雅人さんが家を出ていっても呼び戻さなかったと思われます。

 

その後5年間の別居中に、3年間の離婚協議を経て2人は離婚に至りますが、紗栄子さんは法外な養育費を請求します。その額とは。また、雅人さんが支払った財産分与額や慰謝料、養育費とは――。詳報は次回に続きます。

 

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