(※写真はイメージです/PIXTA)

日本国内ではステータスが高く、女性が「結婚したい職業」では常に上位にランキング入りする医師。一方で離婚率が高い職業という説があり、「24時間相談受付」「LINEのIDを公開」するという型破りのスタイルで依頼を受けている銀座さいとう法律事務所の代表、齋藤健博弁護士のもとにも、医師のリコカツ(離婚活動)案件が殺到しているといいます。今回は、実際に齋藤弁護士に寄せられた実例をレポートします。※弁護士業の守秘義務遂行のため、一部の内容変更をご了承ください。

今回の相談者:及川雅人さん(仮名/36歳)職業:医師。ジャニーズ事務所に所属していそうな美男。体型は鍛え上げられた細マッチョと思われる(齋藤弁護士が洋服の上から見た印象なので、あくまでも推定)。

 

家族構成

 

妻:紗栄子さん(仮名/38歳)職業:現在は専業主婦。結婚前までは雅人さんと同じ病院の看護師として勤務。女優、長谷川京子似の清楚系美女。

 

子ども:長男(8歳)、長女(6歳)

自分から家出したが子供には会いたい

「別居中の妻が、子どもに会わせてくれないんです。私は離れて暮らしていても妻と子どもが生活に困らないよう、毎月120万円もの生活費を振り込んでいるのに。法律を使ってなんとか、子どもに会えるようにしていただけないでしょうか」

 

意気消沈して事務所に来訪した雅人さんは、開口一番、齋藤弁護士にこう語ったと言います。別居の理由は、子どもへの教育方針の違いとのこと。

 

「私が最も嫌っている、都内の某私立小学校へ息子を受験入学させる前後から、妻とは関係がギクシャクし始めまして。私は受験前から反対していましたが、妻が意見を聞き入れてくれませんでした。私は子どものために少しでも多く稼ごうと、病院で夜勤のアルバイトをかけ持ちして忙しくしている間に、勝手に決めてしまったんです。結果、妻とは毎日のように言い争いになる始末。自宅が安らぎの場ではなくなってしまったため、私が逃げるように家を出て別居を始めました。でも、子どもには会いたい……」

 

あくまでも、自分は子どもに会わせてもらえない被害者だと訴える雅人さん。齋藤弁護士は、雅人さんの話に辛抱強く耳を傾けます。2016年から弁護士として働き始めて以降、話をさえぎらずに傾聴を続けていれば、依頼者本人がこちらから質問していない内情も話してくれるとわかっていたからです。

13歳年下の女性と同棲している

雅人さんの話が一息ついたタイミングで、齋藤弁護士は質問しました。「今はどなたかと一緒に住んでいらっしゃるのですか?」と。その問いに雅人さんは、齋藤弁護士が驚愕する2つの事実を告げたのです。

 

雅人さんの言葉:その1

「家を出てからは、妻との関係がうまくいっていなかったときに出会った彩菜(仮名/23歳)とすぐに同棲を始めました」

何人もの女性と関係を持って子孫を残したい

雅人さんの言葉:その2

 

「彩菜は私と結婚したがっていますが正直、婚姻制度を面倒に感じています。日本の法律では、結婚してしまうと一夫多妻制が実現できないからです。私は精力が強く、何人もの女性と関係を持って、自分の子孫をできる限り数多く残したい。紗栄子と離婚したらいずれ彩菜と再婚してまた子どもをつくることになると思いますが、どの子どもに対しても、金銭的な援助を怠るつもりはありません。その代わり、子どもの教育に関しては私の意見に従ってもらいたいのです」

 

 

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