2021年7月26日～7月30日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。世界的な新型コロナの感染拡大懸念などで、為替市場はリスク回避的な動きが強まりました。資源国通貨である豪ドルの売り要因となった他、円が優勢となったことから豪ドルは円に対して弱含み、豪ドルは対円相場で下落しました。

（注）左グラフは2020年7月30日～2021年7月30日、右グラフは2021年7月23日～2021年7月30日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、低下しました。世界的に新型コロナの感染者数が増加していますが、豪ニューサウスウェールズ州においても新規感染者が過去最多となり、シドニーではロックダウンの期間を更に1ヵ月延長することを決定しました。豪州経済の先行き懸念が強まったことにより、豪州3年国債利回りは低下（国債価格は上昇）しました。

（注）左グラフは2020年7月30日～2021年7月30日、右グラフは2021年7月23日～2021年7月30日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、ほぼ横ばいとなりました。感染再拡大により主要国の株式市場は概ね下落しました。豪州各地域のロックダウンによる景気後退懸念により、豪州株式も一時下落しましたが、パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長の緩和的な金融政策の継続姿勢を受けて多少反発し、豪州株式はほぼ横ばいとなりました。

（注）左グラフは2020年7月30日～2021年7月30日、右グラフは2021年7月23日～2021年7月30日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、上昇しました。欧米の長期金利の低下などを受けて世界的にリート市場が上昇しました。豪州リートも同様の動きとなり、豪州リート市場は上昇しました。

（注）左グラフは2020年7月30日～2021年7月30日、右グラフは2021年7月23日～2021年7月30日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2021年7月26日～7月30日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2021年8月3日）