1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の主要株式市場は上昇しました。米国株式市場は、総じて良好な決算発表が続いたことや、インフラ投資法案の成立期待、週末発表の米7月雇用統計が強い結果となったことなどが支援材料となり、NYダウは史上最高値を更新して終了しました。週間では0.78%上昇しました。日本株式市場は、日経平均株価は7月最終日に大きく下げた反動で、週初から500円近く上昇しました。ただ、週末に米雇用統計や三連休を控える中、その後は一進一退となりました。4~6月期の決算は総じて良好でしたが、全国で新型コロナウイルスの新規感染者数の増加傾向が続いたことも、上値を押さえる材料となりました。週間では日経平均株価は1.97%上昇しました。欧州株式市場は、米国株の上昇、好決算発表が続いたことや、ユーロやポンドが対米ドルで弱含んだことも支援材料となりました。独DAX指数は、1.40%、英FTSE100指数は1.29%上昇しました。中国株式市場は、製造業PMIの悪化を受けて政策支援への期待も高まったことなどを受けて上海総合指数は1.79%、香港ハンセン指数は0.84%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米での株式の上昇などを受けて0.66%上昇しました。
<債券>
米国の10年物国債利回りは7月の非製造業景況感指数が過去最高を記録、米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が「2022年末には利上げの条件が満たされる」と発言したことなどを受けて0.060%上昇しました。英国の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円相場は、対ドルでは、米長期金利が上昇したことや、7月の米雇用統計が非農業部門の雇用者数が前月比94万3,000人増と市場予想を上回ったことなどから、0.52%の円安となりました。対ユーロでは、0.31%の円高となりました。
<商品>
原油価格は、新型コロナウイルスのデルタ型の感染拡大などが嫌気され7.67%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年8月2日~8月6日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年8月10日)
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