日経平均株価の予測だけで投資できる
●ダブルインバースの仕組み
ダブルインバースという銘柄は、日経平均株価が下がると逆に、ダブルインバースの株価が上がるというものです。しかも、ダブルと名前がついている通り、日経平均株価の変動に対して2倍の値幅で連動して動く仕組みになっています。
個別の株の銘柄とは異なり、企業の業績やら、将来性などいちいち考えなくても、日経平均株価の予測だけを行えば良いことになります。
また、ダブルインバースという銘柄は、買ったり売ったりするのも、普通の株と同じように行えます。
もちろん、言うまでもなく証券会社の口座を開設することは必要ですが、口座を開設できれば、あとはほかの株と同じように取引ができる銘柄です。
数年前までは、ダブルインバースのような、日経平均株価が下がると上がるという銘柄はなかったのですが、2014年の夏頃に上場をしました。以前なら、日経平均株価が下がることに対応するには、信用取引でのカラ売りなどをしなければいけませんでしたが、ダブルインバースという銘柄ができたことで、そんなことをしなくても良くなっているのです。
ダブルインバースの仕組みとしては、日経平均株価が上がると、その分ダブルインバースの株価は下がってしまいます。逆に、日経平均株価が下がると、その分ダブルインバースの株価は上がるという仕組みになっています。
ダブルインバースは、日経平均株価の上がり下がりに対して、約2倍の連動性を持っていますが、その仕組みは、それぞれの株価にあるようです。
逆日歩がつく場合もあるので、それを念頭におきながら、裏ワザでヘッジをかけておくのも投資の1つです。
雨宮京子
雨宮総研代表