為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。7月15日に発表された6月の豪雇用統計は堅調な結果となり豪ドル買い要因だったものの、シドニーのロックダウン期間がさらに延長されたことなどを受けて、豪ドルは円に対して弱含みました。豪ドルは対円相場で下落しました。
金利
先週の豪州3年国債利回りは、低下しました。7月14日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の早期量的緩和縮小を否定する発言を受けて米長期債利回りは低下しました。豪州3年国債利回りもつられて同様の動きとなり、週間では低下(国債価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。6月の豪雇用統計は失業率が改善し、就業者数も正規雇用が伸びるなど市場予想を上回る結果となりました。豪州株式はそれらを好感して上昇しました。
リート
先週の豪州リート指数は、若干下落しました。欧米での長期金利低下などを受けて世界的にリートは上昇しましたが、豪州では感染拡大の抑制のためシドニーのロックダウンの期間を7月末まで再延長するなど景気回復の遅れが懸念されたことにより、週を通して豪州リート市場は若干下落しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年7月12日~7月16日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2021年7月20日)