(※画像はイメージです/PIXTA)

いざ投資信託を始めようと思っても、つみたてNISAやiDeCoなど、「種類が多すぎてどのように選んだらいいのかわからない」と考える方は少なくありません。投資信託を取り巻く現状です。本記事では、投資信託のメリット・デメリットや、初心者におすすめの選び方を紹介していきます。

初心者にも易しい…投資信託の「3つのメリット」

まずは投資信託のメリットを紹介していきます。

 

一つ目は何といっても資産運用のプロにお任せできるということです。ひとえに投資といっても、株式や債券、不動産など投資する内容は多岐にわたっており、そこをプロにお任せできるということが最大のメリットです。プロの投資家に依頼することで、株価の細かい値動きに気持ちを左右されることも無くなり、精神的に安定した状態で資産運用を行うことができます。

 

二つ目は分散投資を比較的簡単に行えることです。「分散投資をすれば、リスクを抑えることが出来る」ということはある程度の方が理解はしているものの、実際にやろうと思うと、どこから手を付けていけばよいか分からない。そこを運用のプロに完全にお任せできる為、非常に簡単にそれを実現することが出来ます。

 

また、少額から投資をできることも投資信託の特徴です。

 

最近では、毎月自動購入していく「積立投資」も主流になってきましたが、数百円程度のお金からでも投資できるという点で、初心者の方でも安心して始めることが出来ます。

 

海外では、投資信託の運用は非常に一般的になっていて、日本と海外の金融資産の伸びがここ20年で大きな差を生んでしまった原因も、投資信託の運用が一般に普及しているかの違いといわれるくらいです。

 

日本でもようやく、「つみたてNISA」や「iDeCo」などの非課税制度も充実してきており、こういった制度活用をきっかけに投資信託の運用を始める方も非常に多くなってきています。

投資信託のデメリット…注意すべきは「手数料」

次に投資信託のデメリットを紹介します。

 

まずは手数料がかかるという点です。

 

投資信託には大きく分けて3つのポイントで手数料が発生します。

 

一つ目は購入時ですが、これについては取り扱いの金融機関によって変わります。多いもので3%前後かかるものもありますが、最近ではネット証券等では、投資信託の購入時の手数料はすべて無料化しているところがほとんどです。つまり、同じ商品であっても手数料がかかる先とかからない先があるということになりますので、購入時には必ず確認するのがよいでしょう。

 

次に保有時の手数料です。信託報酬という名称で記載されておりますが、こちらについては取り扱いの金融機関によって差はありません。運用するタイプによって手数料は異なりますが、安いもので0.1%前後のものから、高いもので2%前後の手数料が発生します。

 

もちろん手数料が安ければ安いほどいいのですが、なかには手数料をかける付加価値を持った投資信託もきちんとありますので、その点は実績などでしっかりと目利きをする必要があります。

 

最後に解約時の手数料です。これについては多くの投資信託が無料なのが一般的ですが、なかには0.3%前後の手数料が発生するものもあります。

 

こういった3つのポイントで手数料が発生する点が、投資信託の一つのデメリットになります。

 

ただ手数料の多寡だけで投資信託選びをしてしまうと、ご自身が本来行うべき運用にあわない内容になってしまうこともしばしばありますので、注意しましょう。

もちろん、大きく損をしてしまう可能性もある

次に投資信託のみのデメリットということではありませんが、やはり市場で大きな下落が起こった際には大きく損をしてしまう可能性があるという点です。

 

特に、ここ数年の販売トレンドを見ると、販売額上位の投資信託は、ほぼコストが安い株式型のインデックスファンド(市場や指数とほぼ同じような運用成績を目標とする投資信託)が占めています。手数料も安く気軽に始めることが出来るという点で、多くの方が利用していますが、株式型のインデックスファンドであれば、市場の大きな下落が起これば、当然大きな損失を抱えてしまいます。

 

2019年3月にコロナウィルスの問題で市場が大きく下落した際も、全世界の株式市場が軒並み30%下がりました。

 

金額を抑えて購入している方や積立投資で購入している方などは気にならなかったとは思いますが、ご自身の資産のなかで、かなりの比率の金額を投じていた方は気が気でない状況だったはずです。

 

購入を検討する際は、上記の手数料だけではなく、この商品が最大でどのくらいの損失を被る可能性があるのかという点をしっかりとチェックするのがよいでしょう。

 

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