(※画像はイメージです/PIXTA)

つみたてNISAやiDeCoの登場により、投資信託による資産運用を検討する人が増えています。しかし、いざ証券会社に口座開設をすると、何に投資するべきなのか悩んでしまい、結局始められない、という方が多いのが現状です。本記事では、投資信託の選び方について解説していきます。

株、債券、不動産…リスクとリターンの違いを把握する

投資信託の選び方には、絶対的な正解というものは存在していません。

 

なぜなら、投資信託を選ぶためには、ご自身の投資に対する目標設定が重要で、長期的な投資を基本としてプランに合ったファンドを選ばなければならないからです。

 

また、投資信託では多くの投資家から集めた資金を使って株式や債券などでの運用が行われますが、その投資対象については事前に目論見書などの説明資料に記載されていますので、必ずチェックする必要があります。

 

国内外の株式や債券や不動産など投資できる資産も多岐にわたり、それぞれのリスクとリターンの違いがありますので、各ファンドの特徴をしっかりと把握しましょう。

 

まずはご自身の投資計画やファイナンシャルプランを基本として、ファンドごとの特徴を活かしながら自分にとって最適なものを取捨選択することが、投資信託を選ぶポイントです。

大きな失敗をしない為には「リスク確認」が最重要

具体的にファンドを選ぶ際に参考にするべき情報について解説を進めます。

 

まず、投資信託の種類を大きく分けるのが、ファンドタイプです。

 

ファンドタイプには、インデックスファンドと呼ばれる指数に連動することを目標にした運用タイプのほか、指数以上の利益を求めるアクティブファンドなどに大別されます。

 

過去10年ほどは日経平均やダウ平均の伸びが堅調だったことや、運用コストが安いという点もありインデックスファンドが人気化している状況です。

ファンドが運用している純資産総額も要チェック

次に、ファンドが運用している純資産総額もチェックしておくべきでしょう。

 

他の項目がすべて同条件の投資信託であれば、運用額が大きなファンドの方が安心して資金を任せられるという方が多いのではないでしょうか。

 

実際は、運用内容による違いはあるものの、運用金額が多いこと自体によるメリットはそれほど多くはないといわれます。

 

たとえば、時価総額がそれほど大きくない、いわゆる「小型株式」を投資対象とする場合運用金額が少ない状態であれば、ファンドマネージャーが目利きした銘柄のみで運用することが出来ますが、純資産総額が大きくなりすぎると、目利きした銘柄だけでは運用を行うことが出来なくなってしまうことが多く、パフォーマンスを落としてしまう投資信託もしばしばみかけますので注意が必要です。

 

また、過去の運用実績についても確認をしましょう。

 

まずは、株式ファンドに代表される「市場環境によって運用実績が大きく変わるもの」と「市場環境に左右されづらいもの」があるということ理解しておきましょう。

 

その上で実績(リターン)を確認するということはもちろんのこと、その実績(リターン)を上げるなかで、どの程度の振れ幅(リスク)があったのかということもしっかり確認しましょう。

 

一般的にはリターンのみに着目してしまう方が多いことかと思いますが、一度きりの人生で行う資産運用で大きな失敗をしない為には、それ以上にリスクを確認することが大事になってきます。

 

以上の3点が投資信託を選ぶポイントとして最も重要ですが、さらに細かな点では売買手数料や信託報酬などの投資にかかるコストなどももちろん重要です。

 

証券会社のオンラインシステムでは、ランキングや診断ツールなどを用意していますが、ご自身の投資計画に合ったファンド銘柄を選ぶことを優先してください。

 

 

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