2度の造血幹細胞移植を経て、2019年春に復職を果たした私立学校の理科教員である向井健一郎氏の書籍『ボクは、笑顔でできている~多くの人に支えられて、白血病と闘うことができました~』より一部を抜粋・編集し、「白血病」の闘病生活について見ていきます。

治療が順調に進んだ「三つの理由」

これほどまでに治療が順調に来ている理由を自分なりに考えてみましたが、次の三つが挙げられると思います。

 

〈1〉早期発見と早期治療開始
〈2〉治療方針の理解とそれに向けた努力
〈3〉友人や同僚、卒業生からの応援と希望を持つこと

 

今回は「皆さんからの応援と希望を持つこと」について説明します。まずは応援。

 

私のFacebookに病気についての公表をしてから、本当にたくさんの方から応援メッセージをいただきました。その一つ一つが、私の心の支えとなり、病気に立ち向かう力になっていました。

 

また、時間的余裕もできたので、知人の活躍などをSNSで見る機会も増えて、さらに「自分も頑張ろう」と勇気が湧いてきました。とても感謝しています、ありがとうございます。

 

そして、もう一つ大事なことは「希望を持つこと」でした。しかも、できるだけ多くの希望を持つことで、今やるべきことの意味が見えてきたのです。

 

私の場合は、この時点で次のような希望(願い)を持っていました。

 

・早く退院して家に帰りたい

・早く職場に復帰したい

・おいしいお刺身を食べたい

・おいしいお酒を飲みたい

・テニスやゴルフがしたい

・国内や海外に旅行に行きたい

・社会貢献をしたい

・新しいことにチャレンジしたい

 

こういった数多くの具体的な願いを実現するために、頑張っていました。自分や周りがどのような状況にあったとしても、将来は必ず良くなると信じて、今やるべきことをしっかりとやっていこうと思っていました。

 

やっぱり「未来を信じ 未来に生きる」ですね。これは、立命館大学の名誉総長である末川博名誉総長の言葉です。

骨髄移植へ向けた準備​開始!自宅療養の食生活は…

夏に始まった私の闘病生活も10月初めには白血病治療の第二段階(地固め療法)も4週目が終わり、「休薬期間」に入るタイミングで一時退院の許可が出て、10月7日から約10日間、自宅で療養することになりました。

 

前回自宅療養をした際、落ち込んだ体重をなんとかしようと思って肉ばかり食べていたのでコレステロールと中性脂肪の値が高くなり、その結果として「食事制限」が継続してしまいました。

 

そこで、今回は「食事を改善しよう」と思い、自分で和食をつくってみようと考えました。本屋さんで市瀬悦子著『基本のきちんと和食』(主婦の友社)という本を買ってきてのチャレンジです。

 

サンマの塩焼き・ブリの照り焼き・筑前煮・カレイの煮付け・牛肉とごぼうのしぐれ煮・大根のそぼろあん・切り干し大根の煮物・小松菜と油揚げの煮浸し・おでん。

 

レパートリーが少しずつ増えていきました。本の通りにつくっても、なかなかうまくいかないときもありますが、意外とおいしくできてしかもヘルシーなので、これからも和食をつくっていきたいと思っています。

 

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『ボクは、笑顔でできている~多くの人に支えられて、白血病と闘うことができました~』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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