(※画像はイメージです/PIXTA)

人生のリスクに対処する保険は多く存在しますが、すべてのリスクをカバーできるわけではありません。そのため、万一の事態を想定し、緊急時の資金を準備しておくなどの対応が不可欠です。※本記事は、『自然災害に備える!火災・地震保険とお金の本』(自由国民社)より抜粋・再編集したものです。

安心安全な家計づくりを考えてみよう

私たちの身の回りには、いつもなんらかの「リスク」が存在します。リスクには、「危険度」という意味と、「予想、予定通りにいかない可能性」という、大きく2つの意味があります。

 

私たちの生涯設計=ライフプランは、あくまで“プラン”ですから、予想、予定通りにならないこと=リスクがたくさんあります。

 

未然に防ぐことができそうなリスクは、例えば、健康管理をしっかりして病気になりにくい体質になって、入院や死亡に関するリスクを抑えたり、常に車は安全運転を心掛けて、事故のリスクを抑えるという対策ができるでしょう。また、残念なことに入院したり、事故にあったりしたときの経済的なリスクに備え、「保険」に加入することも事前にできる対策の1つです。

 

一方、未然に防ぐことができない、自分が意図しない外的な要因で起こるリスクやそれによる経済的なリスクは、ダメージが大きいものです。その代表的な例が「天災」です。天災とは、地震や噴火、津波、落雷、その他風水害などの自然災害のことです。

 

これら自然災害が起きた場合、人的な被害から家屋や家財、車など、生活に関するあらゆる物の被害が「大きな規模」で起こる可能性があるため、その経済的リスクをすべて保険でカバーする仕組みはありません。

 

一般の保険は原則、日常的な災害を基本にしているため、1回の災害で大きな損害が起きる可能性がある天災については、補償の対象外としたり、一部の天災のみを補償の対象としたり、損害の一部を補償したりしています。

 

このような大きな経済的リスクに対しては、一部は保険でカバーしながらも、万一のとき少しでも安心できるよう、自分自身で事前にできることはないか考えておくことが大切です。

 

[図表1]事前にできること

 

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自然災害に備える!火災・地震保険とお金の本

自然災害に備える!火災・地震保険とお金の本

石川 英彦,高田 晶子,三上 隆太郎

自由国民社

災害時に身を守るのは「お金」です。 本書は、「お金のプロ」と「建物のプロ」が、火災・地震保険の正しい情報と、経済的リスクへの対策を紹介しています。 1章では、Q&A形式で火災・地震保険の仕組みや手続き、保険金支…

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