世の中に「お金」を回せば、自分のところに戻ってくる
でも、そんな大好きなお金を手元に置いても、決してそのお金は増えることはありません。世の中にお金を回すから、世の中にお金が回っていくから、経済が成長し、給料も増えて、自分達も豊かになっていくのです。
「カネは天下の回りもの」というよりも「カネは天下に回すべきもの」なのです。
また、世の中にお金を回すというのは、何も投資や寄付だけとは限りません。消費だってお金を回すことなのです。投資をやっている人の中には「投資する先の企業を応援することが投資の目的だ」という人もいます。
それはそれで別にかまわないのですが、企業にとっては、市場で自社の株を買ってもらうよりも、商品やサービスを買ってもらうほうがよりうれしいのではないでしょうか? それに投資することでしか応援できないのなら、上場企業しか応援できないことになってしまいます。
自分が気に入った商品やサービスであれば、それにお金を投じることだって、立派に世の中にお金を回していることなのです。
もちろんムダ使いは感心しませんが、少なくとも自分の価値観で意味があるものであれば、それが消費であれ、投資であれ、寄付であれ、どんどんお金を回していくことが大切なことだと思います。そうすればまさに「カネは天下の回りもの」、巡り巡ってやがて自分のところに戻ってくるでしょう。
モリエールの戯曲『守銭奴(しゅせんど)』に出てくるアルパゴンのようにお金だけを愛し、手元に置いてあるお金を眺めてニヤニヤするというのは、決してカッコいいものではありませんし、仮にそうやってもお金が増えることはないでしょう。
お金は世の中に回してこそ、仲間を一杯連れて戻ってきてくれるのです。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】