成功者の考え方・行動には「強運力」という共通するベースがあり、スピリチュアル的な「運がいい」と自分でつかみ取る「運が強い」はまったく異なるものだ。…そう唱えるのは、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役の安田正氏。同氏の書籍『超一流の強運力』(ポプラ社)より一部を編集・抜粋して「強運」につながる方法の1つである、「人から好かれる」コミュニケーションについて解説します。

「強運」になるための努力を続けるメンタル法

だから、せっかく知り合って会話をしても、それが何ももたらさないことになってしまうのです。これでは出会った意味がありません。

 

会話をする→次のアクションに進む→相手に次のアクションをした結果を報告する→また会う

 

こうしたことを繰り返すことによって、コミュニケーションは意味を持ちます。そのことを忘れないようにしてください。

 

では最後に、私が最も好きな言葉を挙げます。それは、「燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」です。

 

意味は、燕雀(ツバメやスズメ)のようは小さな鳥には、鴻鵠(オオトリやクグイ)のような大きな鳥の志すところは理解できない。つまり、小人物には大人物の考えや志がわからない、ということです。

 

私はこの言葉に、本当に助けられました。たとえば、社長のことをああだこうだ言う人は燕雀です。低いところにいて、低い視点で上の人に文句を言うわけです。しかし、社長はまったく別の視点で、別の世界を見ています。

 

社長業とは孤独な商売ですから、理解されなくても1人で戦うしかありません。それをわかっていても、やはり部下からの言葉に落ち込むことがあります。そんなとき、自分を肯定してくれるのが、この言葉でした。

 

自分は何をよしとし、何に価値を置き、何を信条として生きるのかと考えるとき、こうした鴻鵠の視点が必要です。

 

中国では、「小人(しょうじん)」と「大人(たいじん)」の分け方が1つだけだというのをご存じですか? それは、「権力」のあり・なしではありません。

 

その人に「志」があるかどうかです。大人には志があります。小人はこれがないから、少しばかりのお金を儲けてみたり、人を羨んでああだこうだ言ったりするのです。

 

大人(=大人物)になるためには、志を持つこと。それは、器の大きい成功者になるために必要な資質でもあります。

 

人生の道のりがまだまだ長い若い人には、ぜひ、高い志を持って歩んでいただきたいと願っています。その道は、必ず「強運」へとつながっていくと信じています。

 

 

安田 正

株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役

 

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超一流の強運力

超一流の強運力

安田 正

株式会社ポプラ社

88万部超「超一流の雑談力」の著者が、 「運」の持つ計り知れない力を 実体験やデータをもとに初めて明かします。 成功者の考え方・行動には、 「強運力」という共通するベースがあった! 「運がいい」と「運が強い」…

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