日経平均株価の史上最高値更新や、マイナス金利政策の解除など、大きな変化のなかにある金融市場。こうした環境下では、いかに質の高い情報に触れ、その情報を正しく理解するかが大切だと、moomoo(ムームー)証券株式会社の伊澤フランシスコ代表取締役社長は語る。米ナスダック上場Futu(富途)グループの傘下企業で、利用者数2,100万人超の金融情報アプリを日本で提供する同社の代表、伊澤氏に「株式投資で成功するための秘訣」を伺った。

moomoo証券が「国内株式市場」に大きな期待を寄せる理由

日本の株式市場が活況を呈している。日経平均株価は今年2月、バブル絶頂期につけた史上最高値を約34年ぶりに更新した。この背景にはいったいなにがあるのだろうか。

 

moomoo証券株式会社の伊澤フランシスコ代表取締役社長
moomoo証券株式会社の伊澤フランシスコ代表取締役社長

 

伊澤「国内株式市場の好調の背景には、企業構造の変化があります。たとえば、JPX(日本取引所グループ)の東京証券取引所が促している『PBR1倍割れ』の解消などは、企業経営に強いインパクトを与えました。こうした企業改革がさらに進むことへの期待感などを背景に、海外からの投資も増えているのです。

 

また、今年1月から新NISAがスタートし、その相乗効果によって国内株式市場は非常に大きな波に乗りました。これから日本での事業を本格化する当社としては、現在の国内株式市場に強い期待をもっています」

株式投資の成否を左右する「情報」の重要性

活況の国内株式市場だが、日経平均株価の史上最高値更新や、マイナス金利政策の解除など、これまでとは異なる相場環境に変化していることも事実だ。では、こうした環境下で個人投資家が運用益を勝ち取るにはなにが必要なのか。伊澤氏は、株式投資の成否を左右する重要なファクターとして、「情報」の質と活用方法をあげる。

 

「いまはインターネットを通じて個人投資家もさまざまな情報を簡単に入手できるようになっています。しかし、機関投資家のような、いわゆる“プロの投資家”と、多くの個人投資家の間には、情報の量・質・スピードにおいて、圧倒的な格差があるのが実情です。

 

たとえば、昨年ウォーレン・バフェット氏が日本の商社株を大量購入していたことで注目を浴びました。多くの個人投資家は、来日中のインタビューなどメディアの報道で初めてその情報を知ったのではないでしょうか。事実、国内メディアの報道以降、総合商社の株価は上昇しています。ただこの情報は、3ヵ月に1度、適時開示される報告書で事前に知ることができたものでした。

 

また、せっかく質の高い情報を早期に把握していても、その情報を投資判断に活用するためには、高い専門知識が求められます。

 

つまり、株式投資を成功させるには、『質の高い情報にアクセスできること』、そしてもうひとつ、『その情報を正しく理解し、投資判断に活かすこと』が必要不可欠なのです」

 

投資の成否に直結する「質の高い情報」「情報の理解・活用」について、伊澤氏は次のように解説する。

 

「投資判断に欠かせない情報のひとつとして、企業の決算情報があります。上場企業の決算報告書は、HPなどで誰でも閲覧可能です。しかし、この情報を投資判断に活用するためには、過去数年分の決算報告書を読み込み、情報を整理・分析する必要があります。これは大変な労力であり、多くの個人投資家にとっては不可能に近く、なにより非効率でしょう。

 

また、バフェット氏の例もそうですが、機関投資家などによる『大口取引』もぜひ把握しておきたい情報です。

 

たとえば、機関投資家が銘柄Aの保有を決めた場合、購入金額の規模は個人投資家とはケタが違うため、通常は数日以上かけて、分割して買い増します。

 

すると、仮に銘柄Aの普段の平均売買高が1,000万円/日程度であれば、機関投資家の購入がはじまることで、売買高が数倍に膨れ上がります。そして、機関投資家が定めた保有額に達するまでその規模の買いが続く可能性があるのです。

 

このような機関投資家による大口注文の初動を捉えられるだけでも、投資成功の可能性は高まるでしょう」

 

あああ
「ひとつの情報の有無で、投資の成否は大きく変わってしまう」と伊澤氏は語る。

 

機関投資家はさまざまな分析ツールと高い専門知識、組織力を総動員して市場の変化を敏感に読み取り、その情報を、投資判断に活用している。しかし、個人投資家が情報の量・質・スピードで機関投資家たちと張り合うのは、至難の技だろう。

 

そこで、この圧倒的な情報格差を是正するソリューションツールとして生まれたのが「moomooアプリ」だ。今年5月5日には国内で100万ダウンロードを突破したこのアプリは、機関投資家が活用しているような質の高い情報を、誰でも無料で取得することができる。なお、このアプリの利用に証券口座の開設等は必要ない。アプリさえダウンロードすれば、ほぼすべての情報へ簡単にアクセスできるのが大きな特徴だ。

※data.ai(現在はSensor Towerに統合)集計によるアプリ名「moomoo」の累計ダウンロード数。 すべてのサポートデバイス(iOS/Android)の合計値 集計期間:2022年10月27日~2024年5月5日

 

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投資判断に必要な情報を“簡単”に“わかりやすく”手に入れる

「moomooアプリ」には多くの機能、サービスがある。なかでも人気の高い機能について、伊澤氏に伺った。

 

「まず、先述の決算情報について、個人投資家が過去数年分の決算資料を読み込み、分析するのは不可能に近い。そこで『moomooアプリ』では、決算情報のなかでも特に重要な、売上高や経常利益といった項目をグラフなどでわかりやすく視覚化しています。これにより、投資判断においてカギとなる情報を、個人でも簡単に取得・活用できます。

 

さらに、ユーザーが気になる企業のページを開くと、その企業の投資判断に活用できるさまざまなグラフが現れます。実際には何十時間もかけて集め・分析しなければならないところを、約30秒で済ませることができるのです」

 

このほか、機関投資家の大口注文を追跡する「注文・約定分析機能」も好評だという。

 

「注文・約定分析機能は、大口の売買動向をグラフによってひと目で把握できる機能です。機関投資家による大口注文の気配がプッシュ通知で届くほか、データはリアルタイムに更新されるため、ユーザーはこまめに情報をチェックできます。

 

注文・約定分析のサービス画面 ※画像提供:moomoo証券
注文・約定分析のサービス画面
※画像提供:moomoo証券

 

どんなに質の高い情報であっても、正しく理解し、活用できなければ意味がありません。だからこそ当社ではUI(ユーザーインターフェース)向上を徹底し、投資家にとって必要な情報を“より簡単に”“より分かりやすく”提供しています。多くの個人投資家はプロを目指しているのではなく、自分の資産運用、資産形成をしたいわけですから、情報を読み解き、分析する時間は極力少ないほうがいい。そこが重要なポイントです」

 

moomoo証券の徹底した“投資家本位”の姿勢は、取引コストの面からも見て取れる。まず、日本株取引はNISA口座、一般口座ともに取引手数料がかからない。さらに、米国株取引についてもNISA口座は手数料無料、一般口座は手数料0.088%(税込)と、業界最安値水準を実現している。こうした点も、投資家が数ある証券会社のなかからmoomoo証券を選ぶ理由のひとつといえそうだ。

 

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moomoo証券の「技術力」がユーザーにもたらすメリット

とはいえ、日本では大手オンライン証券の寡占化が進みつつある。激しい競争のなかでmoomoo証券はどう勝ち抜くのか。

 

「当社の最大の強みは技術力だと自負しています。moomooアプリは米国で開発され、いまや世界には2,100万人超のユーザーがいます。

 

日本のオンライン証券の多くは、開発をアウトソースしていますが、当社はグループ内に2,200人を超えるエンジニアを抱えており、サービスの開発が段違いにスピーディです。そのスピード感が中長期、そしてフィンテックの時代には決定的な競争力の差になると考えています。

 

この技術力とスピード感をもって、投資初心者から上級者まで、幅広い層の投資家の方々に満足していただけるよう、今後もサービスの拡充を図っていく方針です」

 

史上最高値の株価水準に、長らく続いたマイナス金利時代の終焉と、大きな変化のなかにある金融市場。投資の成否に直結する「情報」の重要性はますます高まっている。玉石混交の情報が溢れる現代で、質の高い情報を効率よく、しかも分かりやすく取得できるmoomoo証券のサービスは、個人投資家にとって心強い味方となるだろう。

 

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