1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は上昇しました。米国株式市場は、長期金利の低下が続いたことや、22年会計年度での予算案が6兆ドル規模になるとの報道を受けて、景気回復期待が高まり上昇しました。週間ではNYダウは0.94%上昇しました。日本株式市場は、日経平均株価は27日のMSCIの銘柄入れ替えに伴う売り圧力を警戒して様子見の動きとなりましたが、これを消化した後の28日は、円安進行も追い風となり、600円高と大幅上昇し、29,000円を上回りました。週間では2.94%上昇しました。欧州株式市場は、独DAX指数は米景気回復期待などを背景に史上最高値を更新し、週間では0.53%上昇しました。英FTSE100指数はほぼ横ばいとなりました。中国株式市場は、ワクチン接種の進展による欧米での景気回復期待や人民元高を受けて海外からの資金流入期待が高まり、上海総合指数は3.28%上昇しました。香港ハンセン指数は米中株高や世界的な景気回復期待を背景に2.34%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米での株高などを受けて、1.86%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長やブレイナード理事がインフレは一時的との見解を示したことなどを受けて、長期債利回りは0.042%低下しました。独、英の長期債利回りも低下しました。
<為替>
円相場は、円安となりました。対ドルでは、バイデン米政権の2022年会計年度での6兆ドルの予算提案などを受けて0.93%の円安になりました。対ユーロでも0.87%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、米国の新型コロナ新規感染者数が大きく減少し、経済正常化期待から4.31%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年5月24日~5月28日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年5月31日)
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