1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は上昇しました。米国株式市場は、新規コロナ感染者数の減少、コロナワクチン接種の進展などに加えて、雇用統計で非農業部門雇用者数が、市場予想ほどには増加しなかったことで、米金融緩和の早期縮小観測が後退したことなどを受けて上昇しました。週間ではNYダウは0.66%上昇しました。日本株式市場は、世界的な景気回復期待は高いものの、高値警戒感や米5月雇用統計に対する警戒感などを受けて、日経平均株価は下落しました。週間では0.71%下落しました。欧州株式市場は、独DAX指数は経済活動の正常化期待を背景に、自動車等景気敏感株が指数をけん引して上昇し、史上最高値を更新しました。週間では1.11%上昇しました。英FTSE100指数は0.66%上昇しました。中国株式市場は、広東省での新型コロナの感染拡大や中国人民銀行による外貨の預金準備率引き上げなどが警戒され、上海総合指数は0.25%下落しました。香港ハンセン指数は0.71%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、米国株の上昇や米長期債金利の低下などを受けて、2.35%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、5月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ったため、米金融緩和の早期縮小観測が後退したことなどを受けて、長期債利回りは0.029%低下しました。独の長期債利回りも低下しました。
<為替>
円相場は、円高となりました。対ドルでは、雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回り、米金融緩和の早期縮小観測が後退し長期債金利が低下したことなどを受けて、0.42%の円高になりました。対ユーロでも0.57%の円高となりました。
<商品>
原油価格は、米国などでの新規コロナ感染者数の減少やワクチン接種進展による経済正常化期待などから4.98%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年5月31日~6月4日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年6月7日)
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