住まいに関するお金の疑問や不安について、ファイナンシャルプランナーの西澤京子氏・税理士法人スマートシンク代表の菊地則夫氏監修の書籍『住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2021』(株式会社エクスナレッジ)より一部を抜粋、編集して紹介します。

家賃感覚で返済…安心できる金利タイプの借り方

<全期間固定金利型>の仕組みと知っておきたいポイント[図表3]。

 

[図表3]<全期間固定金利型>の仕組みと知っておきたいポイント
[図表3]<全期間固定金利型>の仕組みと知っておきたいポイント

 

西澤さん 完済まで金利が変わらない全期間固定金利型は、返済額が最後まで一定。元金があといくら残っているかも明確なので、返済中の安心感は大きいですね。


西澤さん 現在は変動金利型に比べると金利は高めですが、今は低金利時代なので、家賃感覚で返済していきたい人には安心な金利タイプです。

 

<固定期間選択型>の仕組みと知っておきたいポイント[図表4]。

 

[図表4]<固定期間選択型>の仕組みと知っておきたいポイント
[図表4]<固定期間選択型>の仕組みと知っておきたいポイント

 

西澤さん 金利の変わらない「固定期間」中は、返済額も変わらないのが固定期間選択型。固定期間が終了すると、その時点の金利に見直されます。その際、変動金利型や固定期間を選択できます。

 

西澤さん 固定期間は1~30年の間で、金融機関がそれぞれに設定しています。現在は固定期間が短いものほど低金利の傾向にあります。固定期間終了後の金利上昇リスクがあるうえ、返済額アップの上限が定められていないケースが多いので、大幅に返済額が増える可能性もあります。

 

<段階金利型>の仕組みと知っておきたいポイント[図表5]。

 

[図表5]<段階金利型>の仕組みと知っておきたいポイント
[図表5]<段階金利型>の仕組みと知っておきたいポイント

 

西澤さん 旧住宅金融公庫の融資が代表的。フラット35Sやフラット35リノベなども段階金利型といえます。変更後の金利も借り入れ当初に決まっているので、「予想以上に返済額が増えた」ということがなく安心です。

 

西澤さん ただし、低い金利のときの返済額を基準に資金計画を立てると、金利アップ後が大変になるかも。借入額は慎重に決めましょう。

 

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住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2021

住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2021

西澤 京子 菊地 則夫

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