1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場は、高値警戒感から主力ハイテク株などに利益確定売りが出たほか、環境問題への意識や中国の規制強化の報道などを背景にビットコインが急落したことが投資家心理を冷やしました。週間ではNYダウは0.51%下落しました。日本株式市場は、日経平均株価は前半はかなり不安定な動きとなりました。その後も方向感は定まらない動きとなりましたが、28,000円を下回るところでは買いが入り、下値の堅さが確認されるかたちとなりました。週間では0.83%上昇しました。欧州株式市場は、コロナワクチン接種が進み景気回復期待などから独DAX指数は0.14%上昇しました。英FTSE100指数は原油価格下落などを受けて、0.36%下落しました。中国株式市場は、香港ハンセン指数は証券相互取引を通じた中国本土資金の流入観測を背景に、投資家が運用リスクをとる姿勢を強め、1.54%上昇しました。上海総合指数は0.11%と小幅に下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米での長期金利の低下などを受けて、0.73%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和が長期化するとの見方などを受けて、長期債利回りは0.009%と小幅に低下しました。日本、独、英の長期債利回りも小幅に低下しました。
<為替>
円相場は、対ドルでは、FRBの金融緩和が長期化するとの見方などを受けて0.43%の円高になりました。対ユーロではほぼ横ばいとなりました。
<商品>
原油価格は、イランの核合意交渉での進展報道などを受けて、2.74%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年5月17日~5月21日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年5月24日)
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