1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は概ね下落しました。米国株式市場は、米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となったことでインフレ懸念が一段と強まり、主力ハイテク株などに利益確定売りが出て下落しました。週間ではNYダウは1.14%下落しました。日本株式市場は、米国で金利上昇への警戒が強まり主力ハイテク株などが売られる中、日本株も主力ハイテク株が急落したほか、下落はその他幅広い銘柄にも波及して全面安の様相となりました。日経平均株価は一時、27,300円台に下落した後、やや回復しましたが週間では4.34%下落しました。欧州株式市場は、英FTSE100指数は米国株安や資源株の下落などを受けて1.21%下落しました。独DAX指数はほぼ横ばいとなりました。中国株式市場は、中国国内景気の堅調期待が根強いほか、2020年実施の国勢調査の結果を受けて高齢化関連銘柄を物色する動きも見られ上海総合指数は2.09%上昇しました。香港ハンセン指数は2.04%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米株安や長期金利上昇などを受けて、1.39%下落しました。
<債券>
米国の債券市場は、米4月CPIが予想を大幅に上回る伸びとなったことで、インフレ加速を警戒する売りが強まり、長期債利回りは0.068%上昇しました。独、英の長期債利回りも上昇しました。
<為替>
円相場は円安となりました。対ドルでは、米CPIが前年比+4.2%と、予想を上回る大幅な伸びを記録し、米長期金利が上昇したことなどを受けて0.80%の円安になりました。対ユーロでも0.73%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、米パイプライン大手へのサイバーテロによるパイプライン停止に伴う燃料不足の懸念から、0.72%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年5月10日~5月14日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年5月17日)
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