前回は、フィリピン不動産投資で効率良く収益を得る方法などを説明しました。今回は、フィリピンの治安レベルと、不動産投資をする際に知っておくべき防犯対策について見ていきます。

安全が確保されているフィリピンのコンドミニアム

フィリピン不動産投資を行うにあたって、治安を心配される投資家も多くいます。

 

 

フィリピンは治安が悪いと言われていますが、コンドミニアムは安全が確保されています。何か犯罪被害に遭うというのは、誰かから恨みを買っているとか、人間関係に何か問題のある人が多いようです。

 

どこへ行っても被害に遭わない人は遭わないものです。普通に生活を送る、観光旅行する分にはあまり心配しなくても大丈夫でしょう。

セキュリティのレベルは「物件価格」に比例

コンドミニアムのセキュリティは基本的に厳しいのですが、物件価格が高い物件、グレードが上がるほど、より厳しくなります。逆に物件価格が安ければ安いほどセキュリティは緩くなるというように価格に比例します。

 

一般的には来客があった場合は受付で要件を伝えて、電話で住民に確認を取った後にやっと入室を許可されます。誰かが勝手に部屋まで上がってくることはないですが、気になるようならば賃貸付けのときにでもガードマンに声をかけておきましょう。

 

日本のオートロック方式よりもセキュリティは厳重ですが、なぜか玄関ドアの鍵は簡素です。アヤラのような高級物件であってもそれは同じで、どうやらピッキングという犯罪手口がないのだと考えています。

 

フィリピンの空き巣犯はだいたい顔見知りや身内の人間なので、家の鍵を厳重にしたところであまり意味がないのです。

 

 

とはいえ、玄関の鍵は必ず閉めておくべきです。基本的に安い物件は隣人もそれなりの所得層なので、あまりきらびやかな貴金属類などを見せつけないほうが安全でしょう。

本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『億万長者になりたければ、フィリピン不動産を買いなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

鈴木 廣政・渡辺 頼子

幻冬舎メディアコンサルティング

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