老後資金の常識が変わる?
老後のお金は、「1億円が必要!」「運用して増やさないとダメ!」などといわれていますが、突然そんなことをいわれても難しいですね。老後資金については、誤解している人や、すでにあきらめムードの人も多くいらっしゃいます。
そこで本書では、正しい知識に基づき、「生涯続く老後資金」について学んでいきましょう。まずは、つぎのQ&Aで、前向きなイメージをもってください。
Q1
たいていの雑誌や書籍には、「老後資金の準備は40歳、50歳からスタートする」と書いてあります。60歳で始めようと思ってももう手遅れですか?
A
いいえ、手遅れではありません。60歳からでも間に合います。
Q2
投資信託で運用しないと途中で生活資金が底をつき老後破綻する、と聞きました。投資の経験はありませんが、老後資金は運用しないとダメでしょうか?
A
老後資金は運用する必要がありません。日々の暮らしに使い、あまった分は定期預金にしておけば十分です。
Q3
人生100年時代といわれる昨今、老後資金が足りるのかどうか不安でたまりません。いったい、いくら貯めればいいのでしょう?
A
ご心配なく。貯める必要はほとんどありません。