住宅ローンは減るが…土地を借りて「家を建てる」ことのリスク

どんなリスクが潜んでいるかわからない「家と土地」。髙橋土地家屋調査士事務所代表・髙橋輝氏の著書『買ってはいけない家と土地』(自由国民社)より一部を抜粋・編集し、自宅を購入する際、借地権を使うメリット・デメリットについて紹介していきます。

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「借地権」をうまく使って安くマイホームを建てる

〜他人の土地を借りて、家を建て、利用できる権利って?〜

 

・所有権と借地権の違いを理解していますか

 

建物を建てるためには「土地を利用する権利」が必要です。何も土地を利用する権利がないのに家を建てて住んでいたりしたら不法占拠ですから「出て行け」と言われるのは当然です。

 

(写真はイメージです/PIXTA)
(写真はイメージです/PIXTA)

 

この土地を利用する権利で代表的なものが所有権です。他に土地を利用する権利として、地上権や賃借権があります。そして、建物の所有を目的とする地上権または賃借権を借地権といいます。

 

借地権とはどんな権利?
借地権とはどんな権利?

 

地上権と賃借権の違いは、地上権は物権、賃借権は債権と説明されます。ちょっと難しいのですが、地上権者は土地所有者に対して「地上権を登記して下さい」と請求できるのに対して、賃借権は登記請求権がありません。ですから、賃借権の物件の登記事項証明書を見ても、賃借権を登記しているケースはほとんどありません。

 

登記をする理由や目的は、第三者に、自分がその不動産について権利を持っていることを法律的に主張できるようにするため(第三者への対抗要件と言います)です。

 

では、賃借権は登記請求権がないから、第三者に権利を主張する力(対抗力)がないのでは、と思いますが、借地借家法で借地上の建物に登記されていれば対抗できるとしています。

 

次に、地上権者は地上権を自由に譲渡、転貸(又貸しのこと)できるのに対して、賃借権は土地所有者の承諾がないと譲渡および転貸はできません。

 

地上権は物権と説明しましたが、これは「特定の物に対する権利」であり、賃借権は「特定の人に対する権利」と考えておきましょう。

 

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髙橋土地家屋調査士事務所 代表

土地家屋調査士。埼玉土地家屋調査士会所属。民間紛争解決手続代理関係業務認定取得。
日本大学卒業後、住宅販売会社に営業職として勤務。その後、土地家屋調査士事務所に勤務した後、独立。
土地、建物の調査・測量・登記手続き案件を数多くこなす。
特に税理士・司法書士等、他士業との連携を図り、「相続対策の測量・登記業務」に力を入れている。
他に測量士、宅地建物取引士、マンション管理士、マンション管理業務主任者、ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザーの資格を保有。
監修書に『自分でできる不動産登記』(自由国民社)がある。

著者紹介

連載家と土地トラブルを避けるための基礎知識

買ってはいけない家と土地

買ってはいけない家と土地

髙橋 輝

自由国民社

物件を選ぶとき、ほとんどの方は、どうしても「建っている建物」だけに目が向いてしまうようです。 毎日の家事がしやすかったり、自分好みの雰囲気の中で暮らすことに想像を巡らせることも確かに大事なこと。 でも、安心して…

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