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物色対象に変化の兆し…“セクターローテーション”
萩野:ピクテ・マーケットラウンジへようこそ。PICTET投信投資顧問の萩野です。本日は、弊社の投資情報部長・野中と、株式市場についてのお話をしたいと思います。野中さん、よろしくお願いします。
野中:どうぞよろしくお願いします。
萩野:日本においても海外においても、株式市場が結構セクターローテーション的というか、ここ3ヵ月くらいで物色されている対象がすごく変わり始めている感じがありますよね。
野中:そうですね。やはりコロナ後の戻りをリードしてきた銘柄、いわゆるテクノロジー系の成長株というところですかね。このへんが、1つの区切りとして去年9月に1回調整して、今年年初で調整して、そのあとはなかなか戻り切らないで横ばい…という銘柄が結構増えてきたのかなという感じがしています。
萩野:あとはテクノロジー系の成長株とか、オンライン系、グリーンディールというか環境系…そういったような銘柄群でも、ここ2、3ヵ月で大きく下がるものが出始めていますよね。
野中:そうですね。流行った銘柄がふるいにかけられている感じですかね。たとえばMicrosoftとかGoogleとか、やっぱりいい銘柄は高値を取っているんですけども、そうではない銘柄…ちょっといろいろなところに不安があったり、競争が激しそうな分野だったり…そういうところの銘柄はやっぱり出遅れてしまっているというか。横ばいに入ったり下がったりしている感じですね。
萩野:ということは、Microsoftとかの企業群で、業績もビジネスモデルもある程度しっかり確立されていて、業績が予想できるものはしっかり堅調で高値で抜けてきているけども…。
続きは【動画】へ ↓
<今回のトピック>
●物色対象に変化の兆し“セクターローテーション”
●「半導体」が足りない! その影響は?
●「量」と「価格」のダブルパンチ
●米国貯蓄率25%、消費系にモメンタム
●高まる高級品へのニーズと盛り上がる消費欲
●旅行やレジャー関連銘柄の戻りに期待
●人の移動が再開されたときに予想される変化
●バリュエーションには要注意
● “皆が持っていない”優良銘柄に注目
●まとめ
【動画/半導体が足りない!ダブル発注のループ】
(2021年4月22日)
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『半導体が足りない!ダブル発注のループ』を参照)。
萩野 琢英
ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長
野中 靖
ピクテ投信投資顧問株式会社 投資情報部長
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