中野、高円寺、荻窪、阿佐ヶ谷……ディープな文化が漂う中央線沿線。都内のなかでも異色を放つ地域一帯ですが、家賃相場や居住環境を考えた際、暮らしに最適な穴場スポットがあるようです。本記事で紹介するのは、「高円寺」から歩いて10分の「新高円寺」。

高円寺までの道中にはディープな香り漂う店舗が

駅周辺に点在する飲食店は、ラーメンの「壱角屋」、中華料理店の「杏杏」「台北餃子」、居酒屋の「四文屋」「九州路」「幸縁」、焼肉店の「炭火村」「桃牛」、インド料理店の「ゴダワリ」、スペイン料理店の「GAUCHO」、トルコ料理の「Riiya」など。コロナ禍で外食するのは厳しいものの、すべて駅から徒歩5分圏内の超駅チカにあり、家族や友人、カップルでちょっとした贅沢を存分に楽しめる。

 

駅周辺の家賃相場はどうだろうか。厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によると、都内勤務の男性会社員の平均月給は、25~29歳で27.5万円、30~34歳で34.1万円。手取り額の1/3以内を適正家賃と考えると、都内勤務20代後半は6.9万円、都内勤務30代前半は8.5万円となる。

 

大手物件ポータルサイトで単身者向けの物件を探してみると、1Kの平均家賃は「7.58万円」となっている。ちなみに「高円寺」の1Kの平均家賃は「7.88万円」。新高円寺のほうが幾分安価だ。20代の会社員の適正家賃からは少々オーバーしているが、築年数などを気にしないのであれば、選択肢の幅はぐっと広がり、6万円の物件も容易に見つけることができる。

 

なお、高円寺までは歩いて10分~15分程度。「新高円寺」駅の目の前からスタートするルック商店街の一本道を進むと間もなくパル商店街に入り、JR「高円寺」駅に到着する。道のりには人気の喫茶店「珈琲亭 七つ森」やシーシャバー「KOEN SHISHA」のほか、古着屋「温古着新」「KIKI」など、ディープな高円寺カルチャーを楽しめる店舗が右左に並ぶ。道中の楽しみには事欠かない。

 

高円寺からちょっと離れた「新高円寺」。穏やかな住環境を求めつつ、高円寺カルチャーを楽しみたい人にとっては最適な環境といえよう。

 

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