中野、高円寺、荻窪、阿佐ヶ谷……ディープな文化が漂う中央線沿線。都内のなかでも異色を放つ地域一帯ですが、家賃相場や居住環境を考えた際、暮らしに最適な穴場スポットがあるようです。本記事で紹介するのは、「高円寺」から歩いて10分の「新高円寺」。

「高円寺」の裏に潜む「新高円寺」の住み心地

「中央線カルチャー」という言葉が生まれるほど、中央線沿線は個性的な街が並ぶ。その代表格が「高円寺」だ。

 

高円寺は、東京23区西部杉並区の東部に位置し、東は中野区に、西は杉並区阿佐ヶ谷に接する。「高円寺」駅は、中央線快速電車と中央・総武各駅停車の2系統の利用が可能。「新宿」駅へは、快速電車で6分、各駅停車で10分、さらに「秋葉原」や「東京」など都心へダイレクトにリーチできる。

 

駅チカ、築浅の単身者向け物件を探せば、30平米以下でも8万円や9万円といった物件が並ぶ。住めなくはないが、20代や30代の単身者には少し厳しい金額かもしれない……。すると、リアルな高円寺ユーザーから聞こえてきたのは「住むなら新高円寺がいいんじゃないの?」という声。

 

高円寺の陰に隠れる新高円寺。住みやすさの実態を見ていこう。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(新高円寺駅/PIXTA)

 

「新高円寺」駅は、東京都杉並区高円寺南二丁目にある、東京メトロ丸ノ内線の駅。1日の平均乗降人員は3万8000人ほど。「新宿」まで10分、「東京」30分と、乗り換えなしで通勤・通学することができる。丸ノ内線1本のため交通至便性は高くないが、地下鉄であるため、天候の影響を受けた遅延は少ない。万が一電車が止まった際も「新高円寺」駅から徒歩7分の「杉並車庫前」でバスに乗車すれば、「新宿」まで10分で到達できる。

 

駅周辺を見てみよう。駅を出てすぐ目につくのは、「高円寺ルック商店街」。古着屋のほか、精肉店、クリーニング店など多数の個店が並ぶ、新高円寺住民の生活を支える商店街だ。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(ルック商店街/PIXTA)

 

駅徒歩1分圏内には「セブイレブン」「ナチュラルローソン」、1ブロック進んだ先には「ファミリーマート」と、24時間営業のコンビニが点在。ドラックストアも「サンドラック」「サトミ薬局」が駅チカに広がっており、至便性は極めて高い。駅前には交番もあり、単身居住者も安心して生活することができる。

 

スーパーは駅直結の「クイーンズ伊勢丹」のほか、駅から5分程度で「三平ストア」(2020年4月現在は改装のため休業中)、「まいばすけっと」など。「クイーンズ伊勢丹」は22時、「まいばすけっと」は24時までと、忙しいサラリーマンには有難い営業時間だ。

 

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