「4/12~4/18のFX投資戦略」のポイント
[ポイント]
・米金利低下に連れる形で米ドル/円は先週109円割れ近くまで反落したが、米金利が下げ渋るなか、米ドル/円も週末にかけて小反発。
・米金利の下げ渋りは、株高が続くなかで金利の「上がり過ぎ」修正が進みにくいことが一因か。株高、NYダウの52週MAからのかい離率などに、株安に転換する兆しが見える。
米ドル/円の下落は「米金利の低下」が要因か
先週の米ドル/円は、一時109円割れ寸前まで下落しました。これは、米金利が低下し、日米金利差米ドル優位が縮小したことに連れた面が大きかったといえます(図表1参照)。ただその米金利は、週末にかけては下げ渋るところとなったことから、週末には米ドル/円も110円近くまで小反発となりました(図表2参照)。
米景気は、先週発表された景気指標のなかでも、ISM非製造業景況指数などが事前予想を大きく上回り、「絶好調」といえる状況が続いています。にもかかわらず、先週にかけて米金利が低下したのは、短期的な「上がり過ぎ」の反動が大きいといえるでしょう。
米10年債利回りの90日MA(移動平均線)からのかい離率は、一時50%以上に拡大し他ものの、先週は30%程度まで縮小しました(図表3参照)。空前の「上がり過ぎ」が修正されるなかで、米金利が低下したといえるでしょう。
過去の実績からすると、米10年債利回りの90日MAからのかい離率が30%以上で推移している状況は依然としてかなり「上がり過ぎ」懸念が強いものの、その割に、米金利は週末にかけて下げ渋るところとなりました。株高が続いていることが理由のひとつといえるでしょう。
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