電話応対が苦手な新入社員の方は多いでしょう。しかし、事前準備ができていれば、すぐにスムーズな応対ができるようになります。本記事では、著名な経営コンサルタントの平野敦士カール氏が、経営者の目線から、新入社員にぜひ習得してほしいビジネスマナーについて、豊富なイラストを用いて平易に解説します。※本記事は、『入社1年目でマスターしないと恥をかく 仕事の基本見るだけノート』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。

今すぐ使える!覚えておくべき電話応対フレーズ

電話応対は新人の仕事の基本。便利な言いまわしを覚えましょう。

 

「改めてさせていただきます」

 

電話をしたら相手が不在である場合はよくあります。そんなとき、「あとでかけ直します」と言うのはNG。「改めさせていただきます」が正解です。なお、折り返しの電話は、相手からの提案があって初めてお願いしてもよいと覚えておきましょう。

 

「折り返しお電話するよう申し伝えます」

 

電話先の相手が連絡をとりたい人が不在の場合、「〇〇は外出しております。戻りましたら折り返しお電話するよう申し伝えますが」と言えば先方も都合がつけやすくなるうえ、その後の電話連絡もスムーズになります。

 

「失礼ですが、どちら様でいらっしゃいますか」

 

電話を受けた際、相手が名乗らなかったら、まずこちらから名乗り、そのうえで「失礼ですが、どちら様でいらっしゃいますか」と尋ねましょう。いつでも相手に敬意を払い、低姿勢な応対を心がけてください。

 

「お電話が少々遠いようですが」

 

電話の相手が小声で聞き取りづらかったからといって、「よく聞こえません」と伝えるのはNG。聞こえづらい場合は、電話の具合が悪いかのようなニュアンスを込めて「お電話が少々遠いようですが」と言えば、相手に失礼な印象を与えません。

 

「よろしければわたくしがご用件を承ります」

 

電話の相手が連絡をとりたい人が不在の場合に、代わりに用件を尋ねるときに使うフレーズ。「よろしければわたくしがご用件を承り、〇〇にお伝えいたします」と言うと、より丁寧です。相手が話したことはできるだけそのままメモしておきましょう。

 

「復唱させていただきます」

 

連絡内容の確認は社会人にとって必須のマナー。電話で用件を伝えられた場合は、責任を持って伝えるべき相手に伝えるという意思をはっきりさせるためにこのフレーズをいった後、復唱しましょう。うっかりミスを減らすためにも大事です。

 

「夜分恐れ入ります」

 

相手と夜遅くに電話で連絡をとりたい場合、どれほど急な用件であっても「夜分恐れ入ります」と失礼を詫びてから話を始めるのが大人のマナー。連絡先が相手のプライベートな携帯電話だったりする場合はなおさら、丁寧な応対が必要です。

 

 

(本文イラスト:本村 誠)


 

平野敦士カール

カール経営塾 塾長

株式会社ネットストラテジー 代表取締役社長

社団法人プラットフォーム戦略協会 代表理事

 

 

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