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大型株のパフォーマンスを上回る「小型株効果」とは?
銘柄選択をするにあたって、パフォーマンスを上げるために有効だと考えられるものの一つが「小型株効果」です。小型株効果とは、大型株投資よりも小型株投資のほうが効率的でパフォーマンスをあげることができる、というアノマリー(合理的に説明できない経験則)のことです。
しかし、大型株と中型株、小型株を指数化した【図表1】【図表2】のグラフをご覧になってわかる通り、常に小型株は大型株に対して優位であるわけではありません。相場にはその時々の波があり、大型株が来ることもあれば小型株が来ることもあります。
そして【図表2】の今回のコロナ相場で2020年3月を100として指数化すると、大型、中型、小型株はほぼ同じパフォーマンスでした。【図表1】の2012年以降の指数化グラフでも、コロナショック後の戻りではどの指数を見ても、それ程大きな差異はありませんでした。
では、なぜ「小型株効果」と言われるように、小型株のパフォーマンスが大型株を上回っていると言われるのでしょうか?
たとえば、コロナショック後で株価が7倍以上に上昇した銘柄を一例として、【図表3】のチャートで示してみます。
【図表3】の銘柄はすべてTOPIX SMALLや東証マザーズに属する小型株で、非常に高いパフォーマンスをあげています。JPXに上場している銘柄は、大型株が100銘柄、中型株が400銘柄、残りは小型株と新興企業株になるので、数は圧倒的に小型株が多いです。
したがって、コロナ相場で大きく上昇している銘柄は数多く存在しますが、小型株の構成銘柄数が多いことから、全体のなかに埋もれてしまっています。ただし、「大型株相場」と言われるような相場であっても、小型株のなかには、【図表3】のチャートのように大型株を上回るパフォーマンスを出している銘柄も存在することは確かです。
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