JPX(日本取引所グループ)には3,700銘柄以上の会社が上場しており、時価総額(株価×発行済み株式数)によって、大型株・中型株・小型株に分類されます。そして、「小型株効果」という言葉もあるように、小型株のほうが大型株より株価が上昇しやすいとされています。その理由について、オリオール・アセット・マネジメント株式会社の現役ファンドマネージャーである小野塚二也氏が解説します。

「相続税の税務調査」に 選ばれる人 選ばれない人
>>1月16日(木)開催・WEBセミナー

株式市場は一度「チャンス」を逃しても終わりではない

(※画像はイメージです/PIXTA)
株式投資のチャンスは一度きりではない(※画像はイメージです/PIXTA)

 

新型コロナへの懸念から株式市場は、2020年3月に一時大幅な下落となりましたが、安値から1年経過した今では、日経平均株価で30年ぶりに30,000円台を回復するなどコロナショックの安値から2倍近い大幅な反発を見せています。

 

もちろん、すべての銘柄が2倍になったわけではなく、10倍になった銘柄もあれば、マイナスとなっている銘柄もあります。

 

JPX(日本取引所グループ)には3,700銘柄以上の会社が上場しています。TOPIXと日経平均のリターンに差があるように、いつも株価指数と同じようなパフォーマンスをあげることができるとは限りません。特に、新型コロナのパンデミックのような予想外の急落や急騰時などエントリー、エクジットともに難しい判断になります。

 

市場には「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄(わな)の如(ごと)し」「野も山もみな弱気ならあほうになって買いの種をまけ」という格言があります。まさに2020年の3月はこのような相場でしたが、株式市場の参加者は丁半博打の博徒(ばくと)でもなければ、あほうになる必要もありません。

 

確かに振り返ってみれば、千載一遇のチャンスではありましたが、そのチャンスを逃したら終わりではありません。安値と高値の断面をみて、2倍になった、何倍になったと論じてもさほど意味はありません。

 

株式市場はいつでも扉を開けているわけですが、その扉はときによって狭くもあり広くもあるわけです。したがって、千載一遇のチャンスを逃しても逃さなくても、どのようなタイミングであっても、結果を出せるような運用をしたいと誰しも思うはずです。

 

【ヘッジファンドセミナーを随時開催】
表舞台に滅多に出ないヘッジファンドマネージャーの話が聞ける数少ないチャンス!
>>>募集中の無料セミナーを見る

次ページ大型株のパフォーマンスを上回る「小型株効果」とは?

上記寄稿レポートは、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為および行動を勧誘するものではありません。またオリオール・アセット・マネジメント(株)が信頼できると判断した情報をもとに作成したものですが、本レポートの内容および当該情報の正確性、完全性、信頼性等については、いかなる保証をするものではありません。本レポートに掲載されている発行体の有価証券、通貨、商品その他金融商品は、企業の活動内容、経済政策および世界情勢等の影響により、その価値が変動し、また価値を失う場合があります。よって本レポートは将来のいかなる結果をお約束するものではありません。本レポートに記載された内容は作成時点におけるものであり、予告なく変更される場合があります。本文およびデータの著作権を含む知的所有権はオリオール・アセット・マネジメント(株)に帰属し、オリオール・アセット・マネジメント(株)に無断で本レポートおよびその複製物を修正、加工、送信、配布することは禁じられています。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧