「共有物分割請求訴訟」…訴訟で強制的に分割する
当時者同士でどうしても話し合いによる解決ができない場合に、訴訟を起こし、裁判所の判決により強制的に共有状態の解消を図る解決方法です。
問題点のポイント
感情によって当事者間の関係がこじれてしまった場合、いくら頑張っても合意することができなくなります。裁判所による調停でも合意はほとんど難しく、最後は強制競売になり全員が損する結果になります。訴訟に至らないように早い段階で取り決めを具体化して書面を取り交わしておくことが大切です。
解決策の提案と解決のプロセス
訴訟による解決は最終手段であり、ここまで来ると円満解決はまず難しくなります。根底にあるのは損得ではなく感情のもつれですから、いくら話し合おうとしても双方ともファイティングポーズを崩そうとしません。
このケースの場合も、最終的には実家は強制競売となり、売却されることになりました。実家の市場価格は4000万円でしたが、3200万円でしか落札されず、全員が損する結果となりました。
このように、共有者全員の痛み分けで幕を下ろすしかなくなります。しかも共有名義解消は実現しても、感情の憎悪はずっと引きずっていくことになるのです。
そのため、解決策は訴訟そのものよりも、相続の最初の段階でしっかりと取り決めをしておくことに尽きます。期限を定めて利用形態を決めたり、いついつまでにこの約束が守られなければこうするといった約束事を早い段階で決めて書面化しておくことが大切になります。
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